大気圧プラズマジェットによって開始されたメタクリル酸メチルの重合

OKADA Masaki; MATSUDA Kohei; SATO Toshiyuki; YAMADA Kazunori; MATSUDA Kiyomi; HIAKI Toshihiko

文献

J-GLOBAL ID：201502211675152390 整理番号：15A0836325

大気圧プラズマジェットによって開始されたメタクリル酸メチルの重合

Polymerization of Methyl Methacrylate Initiated by Atmospheric Pressure Plasma Jet

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著者 (6件)： , , , , ,
資料名：
巻： 28 号： 3 ページ： 461-464 発行年： 2015年
JST資料番号： L0202A ISSN： 0914-9244 CODEN： JSTEEW 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

大気圧プラズマジェット(APプラズマジェット)を用いて,ラジカル発生法によってメタクリル酸メチル(MMA)の重合を検討した。APプラズマジェットを比較的低温の高エネルギー場の特性を有している。さらに,本手法は表面の形状やトポグラフィーの無関係に標的材料の非常に限定された領域に種々のエネルギーを供給できる。液相重合では,ポリメタクリル酸メチル(PMMA)の生成物を反応溶液の貧溶媒のメタノールへの添加によって回収した。回収したPMMAの量はAPプラズマジェット照射時間と共に直線的に増加して,1.1mg min^-1のPMMAの生成速度を得た。赤外分光分析からAPプラズマジェット照射によって生成されたPMMA試料と参照のPMMA膜との間に有意な変化が認められなかった。APプラズマジェットはポリマに如何なる損傷も与えずにラジカル重合を誘発に寄与すると考えられた。さらに,MMAの重合を気相でも検討した。MMAを含む気相を通してAPプラズマジェットの照射によって標的のガラス基板に小量のPMMAが生成した。この結果は高分子薄膜の新しい生成系の構築の可能性を示唆している。(翻訳著者抄録)

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単独重合

引用文献 (9件)：

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