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J-GLOBAL ID：201502211675641080   整理番号：15A0260923

溶融亜鉛メッキ鋼材とCFRPとの接着強度に関する考察

著者 (4件)： 松井孝洋 (東レ) ,  山本展久 (東レ) ,  服部明生 (東レ建設) ,  松本幸大 (豊橋技科大 建築・都市システム学系)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 21  号： 47  ページ： 141-144  発行年： 2015年02月20日 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 著者らは溶融亜鉛メッキ鋼材の腐食に対してCFRP接着工法により対策を行う場合に,CFRPの定着部分でもメッキ表面を除去しない工法の開発を行っている。本論では溶融亜鉛メッキ表面における表面処理と接着強度との関係,溶融亜鉛メッキ表面にCFRPを接着した後に行った紫外線および温度履歴を対象とした促進曝露試験における接着強度の変化を以下のように報告した。1)接着強度はメッキを除去するディスクグラインダーと除去しないロータリー式プラスター・ワイヤージャップブラシに大差は見られなかった。2)引っ張りせん断試験と建研式接着試験による接着強度には相関性が見られた。3)接着面の粗さの差による接着強度の差は今回採用した表面処理方法の範囲では明確には表れなかった。4)本論で採用した接着工法においては,紫外線および温度履歴による促進曝露試験での性能低下は確認されなかった。

シソーラス用語： 接着強さ ,  *亜鉛めっき ,  *溶融めっき ,  表面処理鋼板 ,  *繊維強化プラスチック ,  *表面処理 ,  曝露 ,  剪断試験 ,  光劣化 ,  ヒステリシス ,  *炭素繊維強化プラスチック
準シソーラス用語： *CFRP ,  めっき鋼板 ,  温度履歴 ,  紫外線劣化 ,  接着強度 ,  促進曝露 ,  *溶融亜鉛めっき

分類 (2件)： 防食  (WB03040M) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

引用文献 (6件)：

• 1) 名取暢,西川和廣,村越潤,大野崇:鋼橋の腐食事例調査とその分析,土木学会論文集 No.668/1-54, pp.299-311, 2001.1
• 2) 鋼構造シリーズ18 腐食した鋼構造物の耐久性照査マニュアル:土木学会, 2009
• 3) 電気学会:電気学会技術報告 架空送電設備の鋼材腐食・摩耗現象,2009.7
• 4) 服部明生,玉井宏章,高松隆夫:炭素繊維プレートによる化学プラント架構小梁補強の実施工例,日本建築学会 技術報告集 第18巻 第39号, pp.559-564, 2012.6
• 5) 杉浦江,小出宜央,安森浩,加藤健;樹脂ブロック補強による隅肉溶接継手の疲労強度向上,第9回 複合・合成構造の活用に関するシンポジウム 講演集,土木学会・日本建築学会,2011.11

タイトルに関連する用語 (4件)： 溶融 ,  亜鉛メッキ鋼材 ,  CFRP ,  接着強度