文献

J-GLOBAL ID：201502211696778265   整理番号：15A1171562

上皮細胞Slitheringによる神経感覚器官の形成

Formation of a Neurosensory Organ by Epithelial Cell Slithering

著者 (5件)： KUO Christin S. (Dep. of Biochemistry, Stanford Univ. School of Medicine, Stanford, CA 94305-5307, USA) ,  KUO Christin S. (Dep. of Pediatrics, Stanford Univ. School of Medicine, Stanford, CA 94305-5307, USA) ,  KUO Christin S. (Howard Hughes Medical Inst., Stanford Univ. School of Medicine, Stanford, CA 94305-5307, USA) ,  KRASNOW Mark A. (Dep. of Biochemistry, Stanford Univ. School of Medicine, Stanford, CA 94305-5307, USA) ,  KRASNOW Mark A. (Howard Hughes Medical Inst., Stanford Univ. School of Medicine, Stanford, CA 94305-5307, USA)
資料名： Cell (Cambridge, Mass.)  (Cell (Cambridge, Mass.))
巻： 163  号： 2  ページ： 394-405  発行年： 2015年10月08日 
JST資料番号： A0707B  ISSN： 0092-8674  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 上皮細胞は正常状態で安定的に固定され,それらの相対的位置および基底膜との関連性を維持する。発生における再構成は細胞インターカレーションを介して生起し,そして細胞は上皮間葉転換と転移の期間中に層剥離が可能である。著者らは,気管支上皮内の神経内分泌/神経感覚細胞クラスタにより神経支配された肺神経上皮小体(NEBs)の形成をマッピングし,これは著者らが”Slithering”と名付けた細胞移動の標的化モードを明らかにする。Slitheringを行う細胞は,クラスター部位へ到達するために隣接上皮細胞を横断している期間において上皮様の特性を一過性に失うが,膜との関連性は維持し続ける。免疫染色法,系列トレース法,クローン解析,および生細胞イメージングは,最初にランダム分布していたNEB前駆細胞が接着と極性蛋白質をダウンレギュレーションし,気管支分岐部において正反対の位置へ集合させるために隣接細胞の上やそれらの間を這うように移動し,移動した先で再び上皮様構造を確立して神経内分泌遺伝子群を発現する。そこでは同時に起きる前駆細胞増殖やアポトーシスは僅かである。Slitheringプログラムの活性化は,神経内分泌細胞から生じる肺癌がなぜ高度に転移性であるのかを説明する可能性がある。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： ノックアウトマウス ,  遺伝子操作 ,  胎児 ,  *細胞移動 ,  肺 ,  発生生理 ,  *化学受容体 ,  *機械受容器 ,  *上皮細胞 ,  形態形成 ,  上皮 ,  画像分析 ,  トレーサ法 ,  *細胞接着 ,  細胞生理
準シソーラス用語： Cre/loxP ,  *Slithering ,  コンディショナルノックアウトマウス ,  気管支上皮 ,  気管支上皮細胞 ,  *神経上皮小体 ,  生細胞イメージング

分類 (4件)： 肺  (EJ05020K) ,  末梢神経系  (EJ12020U) ,  発生と分化  (EJ16020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 上皮細胞 ,  神経 ,  感覚器官