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J-GLOBAL ID:201502211712022150   整理番号:15A1149554

SILACベース定量的プロテオミクスは,ヒト卵巣がんIGROV1細胞においてPDT剤Gd-Nにより誘導された酸化ストレスに対する迅速応答標的として,リソゾームを同定した

SILAC-based quantitative proteomics identified lysosome as a fast response target to PDT agent Gd-N induced oxidative stress in human ovarian cancer IGROV1 cells
著者 (10件):
資料名:
巻: 11  号: 11  ページ: 3059-3067  発行年: 2015年11月13日 
JST資料番号: W2331A  ISSN: 1742-206X  CODEN: MBOIBW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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生体系は,例えば照射,ウィルス侵入,および酸化性ストレスのような種々の環境圧力に応じて,完全なネットワークおよび戦略を発達させてきた。したがって,酸化ストレスに対する細胞応答メカニズムの解明は,レドックス調節に関する理解を深めることにつながる。新たに開発されたガドリニウムを用いた光線力学的治療(PDT)剤Gd-N,およびSILAC定量的プロテオミクス解析を用いて,著者らは,485タンパク質の発現調節不全,106タンパク質のリン酸化調節不全,および1050タンパク質の酸化調節不全を観察した。解析の結果,Gd-N誘導一重項酸素に影響を受ける主たる細胞小器官はリソゾームであり,大多数のリソゾーム酸性ヒドロラーゼとプロトンポンプ複合体ATP6V/TCIRG1は,下方調節されることがわかった。また,配列パターン「TP」または「SP」を持つリン酸化部位が,調節不全リン酸化タンパク質に濃縮されていた。タンパク質の酸化についても,標的タンパク質では,メチオニンを中心残基とし「M.D」または「KM」という配列パターンを示した。酸化タンパク質は,酸化性ストレスと密接に関連した神経変性疾患,パーキンソン病の経路において最も濃縮されていた。著者らの研究は,酸化性ストレスに対する細胞メカニズムに関する新たな洞察を明らかにした。この研究が新たな標的の発見と新たなPDT剤の開発に貢献する可能性が示唆された。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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泌尿生殖器の腫よう  ,  腫ようのその他の治療法 
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