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J-GLOBAL ID:201502211808140714   整理番号:15A1320953

表面プラズモン共鳴現象を用いるヒト血清中のタンパク質バイオマーカーのキャリブレーション不要濃度分析

Calibration-free concentration analysis of protein biomarkers in human serum using surface plasmon resonance
著者 (5件):
資料名:
巻: 144  ページ: 801-808  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: E0324A  ISSN: 0039-9140  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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血清の様な複雑な生物学的試料において,検定曲線に依存しない,標的とするタンパク質の特異的および活性的な濃度の定量は多くの利用に関し貴重な方法である。検定非依存濃度分析(CFCA)は表面プラズモン共鳴現象(SPR)系非標識化手法であり,この手法はタンパク質の既知拡散係数および拡散制限条件下の異なる流量における結合速度の既観測変化を用いタンパク質の活性濃度を計算することにあった。今回,初めてタンパク質バイオマーカー(BM),特には異なる感染症および非感染症患者の血清試料中の血清アミロイドA(SAA)の存在量を直接定量するためにCFCAの利用を立証した。評価を,アミンのカップリングを経由するCM5チップ上への抗体の固定化による適切な反応表面の生成,および続く血清試料の生成,および活性化表面および参照表面上への流量5および100μL/分での注入を含んでいた。システムを異なるタンパク質2種,即ちβ2-ミクログロブリン(β2M)およびSAAの定量化による健康体および感染症および非感染症患者の血清試料を用い検証した。濃度評価の全てを血清試料約100例に関し実施し,この結果無人稼働時,高度の正確さおよび感度を持って信頼性を有する定量化を示した。今回の方法は血清を1000倍に希釈した時血清β2Mを13ng/mLの低さで検出でき,このことは体液中の低存在量のタンパク質BMを検出するための今回の手法が有用であることを示すものであった。CFCA手法を利用することによりSAAの血清存在量の重要な違いを健康体対照と比較し羅患患者中同定でき,このことは以前のプロテオミクス検討と良い相関を示した。健康体および羅患患者の血清のサブセットに関するSAAの濃度の評価もELISA(エライザ法)を用い実施し,およびSPR評価およびELISAで同様の傾向を観察した。種々の血清試料中のCFCAの再現性により評価の判定を簡易で信頼性のあるものになした。今回の研究は,血清試料中のタンパク質マーカーの幾つかの迅速な監視に対する重要な段階を例証し,BMの検定および他の治療上の利用に用いることができた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機物質の物理分析一般  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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