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J-GLOBAL ID:201502211831900378   整理番号:15A1189252

生体中のヒスチジンに関する高度に選択的なリン光プローブ

A highly selective phosphorescence probe for histidine in living bodies
著者 (6件):
資料名:
巻: 44  号: 42  ページ: 18671-18676  発行年: 2015年11月14日 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ヒスチジンに関する高い選択性のリン光プローブとして,ヘテロニ金属のルテニウム(II)-ニッケル(II)錯体の[Ru(bpy)2(phen-DPA)Ni](PF6)4(Ru-Ni)を設計および合成した。Ru(II)錯体のリン光は常磁性Ni2+イオンにより強く消光できるため,プローブは603nmで弱い発光を示した。ヒスチジンの存在下,Ru-Niのヒスチジンとの反応は,ニッケルの(II)放出と603nmでのリン光強度の向上をもたらした。Ru-Niは他のアミノ酸や細胞の豊富な種の存在下でさえ,ヒスチジンに対する高い選択性を示した。細胞イメージング実験の結果は,Ru-Niが膜透過性であり,生細胞中のヒスチジンを可視化するために適用できることを実証した。さらに興味深いことに,Ru-Niはかなりのリン光強化により,生細胞の核を排他的に可視化するための新規な反応系核染色剤としても機能できる。また,生物学的用途のためのプローブの可能性を,幼生のゼブラフィッシュとオオミジンコ中のヒスチジンのリン光イメージングにそれを使用することにより確認した。これらの結果は,Ru-Niがヒスチジンを含む生理学的および病理学的研究のための,有用なツールであることを実証した。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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生物物理的研究法  ,  コバルトとニッケルの錯体  ,  白金族元素の錯体  ,  錯体のルミネセンス 
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