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J-GLOBAL ID：201502211855320801   整理番号：15A1285082

Delphinium nuttallianum(キンポウゲ科)における花蜜酵母と花蜜品質に対するその影響

Nectar yeasts in Delphinium nuttallianum (Ranunculaceae) and their effects on nectar quality

著者 (5件)： SCHAEFFER Robert N. (Dep. of Biological Sciences, Dartmouth Coll., Hanover, NH 03755, USA) ,  SCHAEFFER Robert N. (Rocky Mountain Biological Lab., Gothic, CO 81224, USA) ,  VANNETTE Rachel L. (Dep. of Biology, Stanford Univ., Stanford, CA 94305, USA) ,  IRWIN Rebecca E. (Dep. of Biological Sciences, Dartmouth Coll., Hanover, NH 03755, USA) ,  IRWIN Rebecca E. (Rocky Mountain Biological Lab., Gothic, CO 81224, USA)
資料名： Fungal Ecology  (Fungal Ecology)
巻： 18  ページ： 100-106  発行年： 2015年12月 
JST資料番号： W2335A  ISSN： 1754-5048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 微生物は多くの被子植物類の花蜜にコロニーを形成する。花蜜生息微生物(例えば酵母)の変化しやすい多様性と時空間動態が,花蜜糖分組成および一連の植物-花粉媒介者相互作用における変動を駆動する可能性がある。著者らは,開花期間,性相転移,開花時期,個体数および年を含む複数の時空間スケール全体で,多年生草であるDelphinium nuttallianumの花蜜での酵母の生息頻度と密度を評価した。著者らは,初花と訪花に対して開花する花との間での密度を比較することにより,花粉媒介者が酵母を運搬するという仮説を試験した。最後に著者らは,分子的手法を用いることで酵母を同定し,また超高速液体クロマトグラフィーを用いることで酵母密度と花蜜化学組成との間の関連性を調べた。酵母はDelphinium属花蜜の普遍的なコロニーであり,全ての個体および年サンプルに生息していた。酵母の生息頻度と密度は,調べたほとんど全ての時空間スケール全体で変動した。花粉媒介者は酵母の運搬者であり,初花では酵母が無生息であった一方で,訪花のために開花した花は播種されていた。花蜜サンプルは,Metschnikowia reukaufiiによる主たるコロニー形成により生物種豊富度が低い。最後に,増加している酵母密度は蔗糖の減少および単糖類の増加と相関した。著者らの結果は,酵母がこの雌雄同花多年草の集団において生物種が貧困な群集を形成することを記述し,加えて花蜜品質に対するそれらの時空間動態とその影響を強調する。花蜜における生息頻度,密度,および花蜜の変化における時空間的変動が,Delphinium属とその花粉媒介者との間の相互作用の性質と強度に対する重要な意味を有する可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *分泌物 ,  *酵母 ,  生物多様性 ,  生息場所 ,  相互作用 ,  開花 ,  動物行動 ,  キンポウゲ科 ,  アメリカ合衆国 ,  生息密度 ,  昆虫類 ,  *生物相互作用 ,  化学組成 ,  代謝
準シソーラス用語： Delphinium nuttallianum ,  デルフィニウム属 ,  花粉媒介昆虫 ,  *花蜜 ,  開花時期 ,  種多様性 ,  微生物代謝 ,  訪花 ,  両性花

分類 (3件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  微生物の生態  (EG03040J)

タイトルに関連する用語 (4件)： Delphinium ,  キンポウゲ科 ,  花蜜 ,  酵母