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J-GLOBAL ID:201502211864589775   整理番号:15A1230922

酸化窒素はニトロシル化によりトマトCリピート結合因子1(LeCBF1)を転写的に修飾ならびに転写後制御する

Nitric oxide modulates Lycopersicon esculentum C-repeat binding factor 1 (LeCBF1) transcriptionally as well as post-translationally by nitrosylation
著者 (3件):
資料名:
巻: 96  ページ: 115-123  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: W1643A  ISSN: 0981-9428  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
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一酸化窒素(NO)生産は,寒冷ストレスにおいて増加する。この寒冷増強NOは,遺伝子発現制御,あるいはS-ニトロシル化を含むNOベース転写後修飾(PTM)による蛋白質修飾のどちらかによる影響を示すものである。CBF(C-リピート結合因子)依存的寒冷ストレスシグナル伝達は,植物で最も研究されている,寒冷ストレスシグナル伝達経路である。トマト実生に対するSNP(ニトロプルシドナトリウム,NOドナー)処理は,寒冷ストレスにおけるLeCBF1(寒冷誘導性CBF)の4倍の誘導を示した。CBFのPTMとしてのs-ニトロシル化は,今日まで研究されてこなかった。GPS-SNO 1.0ソフトウェアを用いたIn silico研究から,LeCBF1におけるニトロシル化の有望な部位としてCys68が予測された。3D構造およびモチーフ予測から,βヘアピンループおよびにそれがあると思われ,そのためS-ニトロシル化は可能になることが示された。LeCBF1は,大腸菌においてクローン化および発現した。LeCBF1は封入体に蓄積し,これは変性条件下で可溶化,およびNi-NTA Hisタグアフィニティークロマトグラフィーによりカラムにおいて再生した後,精製した。精製LeCBF1は,2-Dゲルにおいてわずかに塩基性pI(8.3)の,34kDaのスポットに分離した。MALDI-TOF質量分析から,それはLeCBF1と同定され,抗-LeCBF1酵素を用いたウエスタンブロッティングから,その純度が確認された。ビオチンスイッチアッセイおよびニュートラビジンアフィニティークロマトグラフィーから,LeCBF1がGSNO(NOドナー)存在下,並びに,寒冷ストレス処理トマト実生において内因的(ドナー無しで)にS-ニトロシル化されることが示された。転写的並びに転写後レベルの両方における,NOによるLeCBF1の二重制御が,初めて示された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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植物の生化学  ,  植物生理学一般  ,  遺伝子発現  ,  植物に対する影響 

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