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J-GLOBAL ID：201502211888150820   整理番号：15A1194118

クインテッセンスにおける暗黒エネルギーポテンシャルの探索

Search for dark energy potentials in quintessence

著者 (5件)： MUROMACHI Yusuke (Altec Corp., Yokohama, JPN) ,  OKABAYASHI Akira (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OKADA Daiki (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN) ,  HARA Tetsuya (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN) ,  ITOH Yutaka (Kyoto Sangyo Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web)  (Progress of Theoretical and Experimental Physics (Web))
巻： 2015  号： 9  ページ： 093E01 (WEB ONLY)  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： U0548A  ISSN： 2050-3911  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スカラー場を暗黒エネルギーに持つクインテッセンス模型に対する状態wの方程式の時間発展を,スケール因子aに関する三階導関数(d³w/da³)まで調べ,未来の観測を予言し,スカラーポテンシャルパラメータをオブザーバブルとして特定した。一般のポテンシャルVに対するwの三階導関数を導き,いくつかの型のポテンシャルに適用した。それらは逆べき乗則(V=M^4+α/Q^α),指数(V=M⁴exp{βM/Q}),混合(V=M^+γ4exp{βM/Q}/Q^γ),余弦(V=M⁴[cos(Q/f)+1]),Gauss型(V=M⁴exp{-Q²/σ²})であり,これらは凍結模型や解凍模型に対する典型的なポテンシャルである。ポテンシャル形のパラメータ個数をnとすると,ポテンシャル形とスカラー場の発展(QとQドット)を確定するためには,少なくともn+2回の独立な観測を行う必要がある。そのような観測とはΩ_Q,w,dw/da,...,dwⁿ/daⁿであろう。これら特定のポテンシャルから,wのn+1階とそれ以上の導関数:dwⁿ⁺¹/daⁿ⁺¹,...が予言できる。上記ポテンシャルのうち四つは2個のパラメータを持ち,予言された値を推定するためにはwの三階導関数を計算する必要がある。これらを観測上で試験すると,暗黒エネルギーがこのポテンシャルを持つスカラー場で記述されるかを理解できるであろう。少なくともそれは必要条件を満たすであろう。d³w/da³に対する数値解析を,混合ポテンシャルを除いて,調べられたポテンシャル内の特定のパラメータで行った。いくつかのパラメータに対して,dw/daとd²w/da²を精密に観測することにより,ポテンシャルを区別することが可能になる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *スカラー場 ,  *インフレーション宇宙 ,  *エネルギー ,  状態方程式 ,  スケール因子 ,  ポテンシャル ,  数値解析
準シソーラス用語： クインテッセンス ,  暗黒エネルギー ,  Hubbleパラメータ

分類 (1件)： 宇宙論  (DB07000D)

引用文献 (29件)：

• A. G. Riess et al., Astron. J. 116, 1009 (1998).
• S. Perlmutter et al., Astrophys. J. 517, 565 (1999).
• S. Weinberg, Rev. Mod. Phys. 61, 1 (1989).
• L. Amendola and S. Tsujikawa, Dark Energy (Cambridge University Press, Cambridge, 2010).
• S. Tsujikawa, Class. Quant. Grav. 30, 214003 (2013) [arXiv:1304.1961 [gr-qc]] [Search INSPIRE].

タイトルに関連する用語 (4件)： クインテッセンス ,  暗黒エネルギー ,  ポテンシャル ,  探索