文献

J-GLOBAL ID：201502211925781703   整理番号：15A0265909

環境毒性学における神経化学生物マーカーの応用と意義

Applications and implications of neurochemical biomarkers in environmental toxicology

著者 (1件)： BASU Niladri (Fac. of Agricultural and Environmental Sciences, McGill Univ., Montreal, Quebec, CAN)
資料名： Environmental Toxicology and Chemistry  (Environmental Toxicology and Chemistry)
巻： 34  号： 1  ページ： 22-29  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： A0978B  ISSN： 0730-7268  CODEN： ETOCDK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 何千もの環境汚染物質が神経毒性を有するが,それらの生態学的リスクはほとんど特性化されていない。動物の挙動や生殖はいずれも神経系で制御されているが,汚染物質が関連するそれらのかく乱は意思決定者に有害性の有力な証拠を与えるが,このような最終エンドポイントの予測能もしくは有害性の予防能は限定的なものである。細胞下レベルでの微細な変化を示すのに用いられる神経化学生物マーカーはこれらの限界を克服するのに役立つ可能性がある。神経化学生物マーカーは何十年もヒトの健康科学で用いられてきており,現在環境分野でも益々注目を集めている。本総説では生態毒性の分野への神経化学生物マーカーの応用と意義について考察する。本総説はまず神経化学に関し短く紹介を加えた後,神経化学を基盤した有害転帰経路を説明し,神経化学生物マーカーに関連する長所と限界を考察し,そして汚染物質に関連する神経化学的かく乱を実証するために無脊椎動物及び脊椎動物(虫,二枚貝,魚類,陸生及び海生動物及び鳥類)に渡って選抜した例を提示した。研究の継続及び進展の継続に伴い,神経化学生物マーカーは環境生物に対する障害の根底にある機構の理解を深めるとともに,神経学的健康の他の測定法を補完し,リスク評価の実践に組み入れられるであろう。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 汚染物質 ,  *神経毒性 ,  環境科学 ,  リスク評価 ,  *バイオマーカー ,  リスク
準シソーラス用語： *環境リスク評価 ,  環境汚染物質 ,  *神経化学 ,  生態リスク ,  *生態毒性学

分類 (3件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  汚染原因物質一般  (SB05010P) ,  毒性学一般  (GZ01000K)

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境毒性学 ,  神経化学 ,  生物マーカー ,  応用