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J-GLOBAL ID：201502211925974294   整理番号：15A1335162

環境を支える無機材料と技術 無機系化合物を用いた水処理

著者 (1件)： 南澤宏明 (日本大 生産工)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 22  号： 379  ページ： 336-342  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水質保全のための有害物質の除去に用いられている,吸着法およびイオン交換法における固相抽出剤として,イオン交換樹脂,キレート樹脂,シリカゲル,活性炭などが一般的である。本稿では天然無機系鉱物資源であるハイドロタルサイト(HT)や粘土鉱物などを用いた固相抽出法と金属水酸化物など難溶性無機系化合物の生成を利用した共沈法による重金属類の除去についていくつかの例を用いて解説する。天然鉱物資源はそのままの状態でも重金属吸着能を有するものも少なくなく,これらの機能を有効利用することは,環境負荷を与えず,また,省エネルギーの観点からも非常に有意義である。さらに,固相抽出法や共沈法は,希少な金属元素の分離濃縮も可能であることから有価金属の回収等への展開も期待できる。

シソーラス用語： 重金属 ,  重金属汚染 ,  *環境保全 ,  ハイドロタルサイト ,  粘土鉱物 ,  浄水 ,  共沈 ,  固相抽出 ,  抽剤 ,  沈殿試薬 ,  省エネルギー ,  鉱物資源
準シソーラス用語： 共沈法 ,  *重金属除去 ,  水浄化 ,  沈殿剤

分類 (1件)： 下水,廃水の化学的処理  (SC03050W)

引用文献 (79件)：

• H. Minamisawa, J. Soc. Nnorg. Mater. Japan, 15, 50-55 (2008) .
• 妹尾 学,阿部光雄,鈴木 喬,"イオン交換",講談社(1991)p.25.
• 鈴木 喬,電気化学,64,342(1996).
• 大井健太,"無機イオン交換体"ネヌ・ティー・エス(2010)p.6.
• 亀田知人,吉岡敏明,梅津良昭,奥脇昭嗣,The chemical times,195,10-16(2005)

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境 ,  無機材料 ,  無機系化合物 ,  水処理