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J-GLOBAL ID:201502211988646998   整理番号:15A1056048

一般的な鉄合金元素の高温ナフテン酸腐食の音響微量天秤による研究

An Acoustic Microbalance Study of High-Temperature Naphthenic Acid Corrosion of Common Iron-Alloying Elements
著者 (3件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: 1135-1146  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: B0320A  ISSN: 0010-9312  CODEN: CORRAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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高温のナフテン酸(NA)中における耐食合金の主要な添加元素および鉄の腐食挙動を調べた。試験材料はSi,Cu,Ni,CrおよびMoのRFスパッター法による薄膜である。270°C,3wt%NA中でリン酸ガリウム微量天秤(GPCM)を用いて,その場質量変化を~0.3ng/Hzの感度でモニターした。試験後,表面形態を走査型電子顕微鏡で観察,表面組成を電子プローブマイクロアナライザで調べた。またバルク状試験片を用い,その場で表面酸化物皮膜を除去して耐食性におよぼす酸化皮膜の効果を調べた。その結果,CrのNA中での耐食性はFeに比べ著しく高いことが示された。大気中で形成された酸化皮膜を取り除いた裸のCrは均一に腐食した。したがってNA中のCrの優れた耐食性は大気酸化皮膜に起因する。Moの腐食挙動はCrと同様であった。NiもNA中で優れた耐食性を示した。表面皮膜のNiOはNAの分解の触媒として作用して溶液の腐食性を低下させるようである。SiもまたNA中で高耐食性を示した。SiはNAと反応し結晶構造が不明の固体の腐食生成物を生成した。これらの知見からステンレス鋼の耐食機構を考察した。
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分類 (2件):
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腐食基礎理論,腐食試験  ,  化学装置材料 

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