抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本におけるプレハブ構法の回顧から伝統構法について論じた。ヨーロッパのプレハブ建築が大型部品の大量生産による画一的建築であるのに対し,日本のプレハブ戸建住宅は全て一品生産である。それは江戸時代に培われた戸建は注文住宅が当然という発注者意識によると考えられる。一品生産によるプレハブ戸建住宅が改修・改造が困難なのに対し日本の伝統住宅は改造が容易なことを,長屋の増改築例を用いて示した。その理由として日本独特の,1)畳モジュールの活用,2)水平剛性を有する床と天井面による和小屋,などが考えられる。これらを活用した優れた現代建築が数多く建てられ,和構法として発展する可能性が期待できる。