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J-GLOBAL ID:201502212092202680   整理番号:15A0904182

富山県氷見市上日寺行田池出土の薄肉半鐘の検討-雨乞いと半鐘について-

Study on the thin-walled temple bell excavated from Gyoden Pond of Jonichi-ji Temple in Himi City, Toyama Prefecture-on rainmaking rituals and temple bells
著者 (6件):
資料名:
号:ページ: 61-78  発行年: 2015年01月10日 
JST資料番号: L7846A  ISSN: 1883-0056  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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池のなかから,薄く,仕上げが粗く,多数のへこんだ打痕があり,成分が錫-3%・鉛-3%・砒素-2%・銀-微量・銅-他,という雨乞いに使った可能性がある製作年代不明の口径八寸の半鐘が出土した。地金を節約して薄く鋳造し音にこだわっていない。同径の現代半鐘の音と比較すると,音の長さが極めて短くノイズが多い。外型と内型は挽型法でつくり,龍頭は半面レリーフ原型から2つの鋳型を抜き取り型合わせし埋け込むなど,現代半鐘の製造法と共通性がある反面,成分と薄い肉厚に相異がみられる。さらに,乳は形が不揃いで先が膨らむ形で,燃焼消失原型を用いており,現代半鐘にみられない特殊な技法の可能性が高い。乳には刃物で削ってつくった面取り跡が残り,乳原型は硬質な材料である。寺社の鐘を雨乞いに使用する例は,関東・北信越から九州にかけて多数あるが,薄肉半鐘を用いたものは,今のところ本例のみである。(著者抄録)
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分類 (2件):
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金属工学一般  ,  鋳造製品 
引用文献 (9件):
  • 大野 究 1998 「上日寺行田池出土の資料 」『大境』第19号 富山考古学会 pp.45-56
  • 久保尚文 1981 「戦国期の上日寺記録 」『氷見春秋』第3号 氷見春秋社 pp.32-33
  • 斉藤善夫 1997 「鐘影流転(五) 」『富山史壇』第122号 越中史壇会 pp.75-80
  • 鈴木瑞麿 2004 「絵図にみる上日寺の景観の変遷 」『氷見市史』 8 資料編六 絵図・地図 pp.349-362
  • 高谷重夫 1982『雨乞習俗の研究』 法政大学出版局 pp.1-704
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