抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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金属ナノワイヤ上のAC電場により誘導される回転について理論的及び実験的に調べた。実験においてナノワイヤはデバイス底面近傍で回転する。本研究では金属ナノワイヤの電気回転及び電気的配向に対して壁が及ぼす効果を数値的に調べた。溶液中での金属ナノワイヤの誘導電気回転は誘導双極子への電気トルク及び粒子周辺の誘導電荷EOFに起因する。本報で提示した理論的解析は,誘導双極子へのトルクにより生じるナノワイヤの回転に壁が及ぼす効果のみを考慮している。ナノワイヤに働く電気トルク及び粘性トルクを得るため二つの方法を用いた。(i)有限要素法を用いて三次元の電気的及び水力学的方程式のシミュレーションを行う方法,ならびに(II)水力学的及び電気的細長体近似を用いることにより,平面壁近傍を考慮したストークスレット(Stokeslets)及び電荷の線分布を各々得る方法,である。これら二つの方法から得られる数値結果は完全に一致した。壁による主な効果は,電気トルクが減少すること,粘性トルクは増加すること,そして壁からの電気的反発力が現れることである。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.