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J-GLOBAL ID:201502212103049048   整理番号:15A0814831

河川の温暖化傾向を引き起こしているのは何か?アルプス山麓のケーススタディ

What Drives Warming Trends in Streams? A Case Study from the Alpine Foothills
著者 (3件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 663-675  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: T0364A  ISSN: 1535-1459  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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筆者らは Lugano湖集水域にあるスイスとイタリアの7河川の水温と流量について,気候温暖化と土地利用変化の影響を調べた。さらに,地域気候シナリオに基づき,将来の河川状態についても予測を試みた。1976年と2012年の間に研究対象河川は1.5-4.3°C水温上昇したが,一方,流量は長期のトレンドを示さなかった。水温上昇傾向は集水域の都市化と,2つの大規模気候振動である北大西洋振動および大西洋数十年規模振動とによって引き起こされた。これに対して,大気のCO2増加による放射活動の独立的な影響は定かでなかった。しかしながら,現在と2070年-2099年との間では,放射活動は流水水温をさらに上昇させ(+3-7°Cまで),夏期流量を減少させ(-46%まで),そして冬期流量を増加させる(+96%まで)と予測された。これらの結果は 多くの影響を受けやすいヨーロッパ河川の長期的な水温および流量のトレンドドライバについて新しい見方を提供するものである。現れてくる姿は変化の1つであり,温室効果ガスの力は,過去のトレンドドライバであった気候振動や都市化に追いつきつつある,ということである。この変化は,河川の水温および流量の将来変化に対して,より指向性のある特徴を印象付け,田舎の河川に対する人為的水温上昇を拡大するであろう。河川の生態系において拡散する将来の影響は,地方から国家スケールでの適応対策と,地球規模での温室効果ガス排出の低減を必要とするだろう。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
気候学,気候変動  ,  湖沼学,河川学 

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