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J-GLOBAL ID:201502212211947311   整理番号:15A1364587

自由回答を用いた組織内コミュニケーションの分析

An analysis of Communications within a Corporation Organization Using Responses to the Open-ended type Question
著者 (1件):
資料名:
巻: 22  ページ: 2-12  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: L2812A  ISSN: 1340-4482  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,企業組織の従業員を対象として実施した調査データを用いて,組織内のコミュニケーションを検討する。組織が有効に機能するためには,組織内のコミュニケーション,とりわけ,実際の業務を担っている部門(現場)と経営方針などを伝える部門(本部)の相互の情報伝達が重要である。しかし,組織の性質上,本部に対して現場の従業員が情報発信をしづらいと感じることが多い。そこで,現場の従業員が本部の「相談を受け入れる姿勢」をどのように評価しているのかと評価の理由を,選択肢による回答と自由回答を用いて分析した。分析の結果,(1)「相談を受け入れる姿勢」を高く評価する理由には,相談した時の対応が良かったことや相談しやすい雰囲気があること,(2)低く評価する理由には,相談への回答が適切ではなかったり,回答自体が得られなかったりしたこと,さらには本部から一方的な情報しか伝えられなかったこと,(3)「相談を受け入れる姿勢」への評価には,本部の情報発信の仕方が影響していることが明らかとなった。現場と本部のコミュニケーションを円滑にするためには,本部が現場からのメッセージを効果的に受容すること,さらには,本部と現場がともに,相手にとって効果的な情報発信を行うことが必要となるだろう。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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経営工学一般 
引用文献 (10件):
  • 安藤喜久雄・田草川僚一(1990).産業と組織の社会学 学文社
  • 朝妻恵理子(2009).ロマン・ヤコブソンのコミュニケーション論-言語の「転位」-『スラヴ研究』,56,197-213.
  • 原岡一馬(1993).効果的コミュニケーションの創造-職場における効果的コミュニケーションの基礎-原岡一馬・若林満(編)組織コミュニケーション(pp.280-302)福村出版
  • 樋口耕一(2014).社会調査のための計量テキスト分析-内容分析の継承と発展を目指して-ナカニシヤ出版
  • 稲水伸行(2014).職場意識調査と組織力・競争力『電機連合navi:労働組合活動を支援する政策・研究情報誌』,53,21-27.
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