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J-GLOBAL ID：201502212273284181   整理番号：15A1156800

レーザを活用した金型熱処理技術~レーザ技術を利用した金型イノベーションに関する戦略策定から~

著者 (1件)： 辻川正人 (大阪府大 地域連携研究機構)
資料名： 素形材
巻： 56  号： 10  ページ： 30-35  発行年： 2015年10月20日 
JST資料番号： S0824A  ISSN： 0910-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 素形材センタでは,平成26年度「レーザ技術を利用した金型イノベーションに関する戦略策定推進委員会」と「同戦略策定専門委員会」を設置した。本稿では,この一年間で議論されたレーザの金型熱処理への適用について報告した。まず,レーザ技術による金型熱処理の現状として,レーザ技術の現状,焼入れ用レーザに求められる特性,金型製造業の現状と問題点,金型表面焼入れについて紹介した。次に,レーザ焼入れの特徴を紹介した。歪みが小さい状態で焼入れすることができれば多くの課題が解決する。更に,レーザの適用による金型製造法の革新への展望,課題について述べた。低歪みのレーザ焼入れで必要な部分にのみ,高い硬さを与えられれば金型の作製は簡単になる。最後に,金型へのレーザ焼入れシミュレーションの結果を紹介した。精度を下げず計算時間を飛躍的に短縮できる理想化陽解法によれば,レーザ焼入れ後の歪みや残留応力の状況が分かる。

シソーラス用語： *金型 ,  *レーザ焼入 ,  高張力鋼 ,  自動車 ,  *表面焼入 ,  部分照射 ,  残留応力 ,  表面改質 ,  金属組織 ,  計算機シミュレーション ,  CAM【生産】 ,  数値解析 ,  技術革新
準シソーラス用語： イノベーション ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  レーザ技術 ,  開発戦略 ,  金型加工 ,  自動車用部品 ,  熱歪 ,  *部分焼入

分類 (2件)： 表面硬化熱処理  (WC03030E) ,  レーザ一般  (BD04030T)

引用文献 (3件)：

• 一般財団法人機械システム振興協会(委託先 一般財団法人素形材センター),レーザ技術を利用した金型イノベーションに関する戦略策定報告書,平成27年3月.
• 宮本勇:第72回レーザ加工学会講演論文集,(2010,12),1-2.
• 生島一樹,伊藤真介,柴原正和,"GPUを用いた並列化理想化陽解法FEMの開発",溶接学会論文集 第31巻 第1号, p.23-32 (2013).

タイトルに関連する用語 (6件)： レーザ ,  活用 ,  金型 ,  熱処理 ,  イノベーション ,  戦略