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J-GLOBAL ID：201502212276514927   整理番号：15A1358075

ガラス転移理論の最近の発展

Recent Development of Theory of the Glass Transition

著者 (3件)： 宮崎州正 (名古屋大) ,  尾澤岬 (名古屋大) ,  池田昌司 (京大 福井セ)
資料名： 熱測定  (Calorimetry and Thermal Analysis)
巻： 42  号： 4  ページ： 135-141  発行年： 2015年10月30日 
JST資料番号： Z0896A  ISSN： 0386-2615  CODEN： NESOD2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ガラス転移は急冷した液体の分子配置がランダムな非晶質状態に保たれたまま凍結する現象である。ここでは,平均場理論を有限次元の系に拡張したランダム一次相転移(RFOT)理論を中心としてガラス転移の理論研究の現状を説明する。ガラス転移の平均場理論のダイナミクス版ともいうべきモード結合理論(MCT),MCTとは独立に発展した熱力学的方法(エネルギーランドスケープ描像)及び平均場理論による現実のガラス転移データの説明などについて述べる。

シソーラス用語： *ガラス転移 ,  ガラス転移点 ,  *平均場近似 ,  理論 ,  立体配座 ,  第一種相転移 ,  状態図
準シソーラス用語： エネルギーランドスケープ ,  モード結合理論

分類 (1件)： 非晶質の構造一般  (BK04010S)

引用文献 (21件)：

• C. A. Angell, J. Non-Cryst. Solids 102: 205-221(1988).
• 西森秀稔,「相転移・臨界現象の統計物理学」培風館
• R. Yamamoto and A. Onuki, Phys. Rev. E 58, 3515-3529 (1998).
• W. Gotze, "Complex Dynamics of Glass-Forming Liquids", Oxford University Press, Oxford (2009).
• T. R. Kirkpatrick and D. Thirumalai, Phys. Rev. B 36, 5388-5397 (1987).

タイトルに関連する用語 (3件)： ガラス転移 ,  理論 ,  発展