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J-GLOBAL ID:201502212375460138   整理番号:15A0837014

炭素鎖長の異なるペルフルオロ化合物の電解処理効率の比較

A Comparison of the Electrolytic Decomposition Efficiency of Perfluorinated Compounds with Different Carbon Chain Lengths
著者 (5件):
資料名:
巻: 44  号:ページ: 391-401  発行年: 2015年07月20日 
JST資料番号: S0796A  ISSN: 0388-9459  CODEN: KAGIDX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,白金電極を用いた電解法で水中のペルフルオロ化合物(PFCs)を分解する方法を検討した。生成可能性のある分解産物の同定を妨害しない電解質としてNaHCO3を選定して試験を行った。C8(PFOSとPFOA)や今後利用される可能性があるC6とC7の直鎖ペルフルオロカルボン酸(PFHpAおよびPFHxA)およびC6の直鎖ペルフルオロスルホン酸(PFHxS)を対象とした。PFOS,PFOA,PFHxA,PFHxS,PFHpSは電解により分解することがわかった。PFOSおよびPFOAは特に難分解性であるが,ホウ素ドープダイヤモンド等のアノードに比べ酸化力が弱い白金のアノードでもこれらPFCsを酸化できた。PFHxA,PFHxSは通電時間に比例してゼロ次反応で電解が進み,PFHpSの分解の電流効率は今回試験したPFCsの中で最も高かった。また,下水二次処理水についても電解実験を行い,PFOSについて高い除去率をえた。電解法による実処理では促進酸化法などで共存有機物を除去するとともに,予め膜分離などでPFCsを濃縮しておくことが重要と考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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下水,廃水の化学的処理  ,  電気化学反応 
引用文献 (21件):
  • 1) T. P. Knepper, F. T. Lange (ed.); Polyfluorinated chemicals and transformation products, The Handbook of Environmental Chemistry, Springer-Verlag, 1-24, 2011.
  • 2) 古武家善成編;特集・有機フッ素化合物PFOS・PFOA による環境汚染,環境技術,37,(5),305-325,2008.
  • 3) Q.Yu, R.Zhang, S.Deng, J.Huang, G.Yu; Sorption of perfluorooctane sulfonate and perfluorooctanoate on activated carbons and resin: Kinetic and isotherm study, Water Res., 43, (4), 1150-1158, 2009.
  • 4) X. Chen, H. Ozaki, R.R. Giri, S. Taniguchi, R. Takanami; Low-pressure reverse osmosis membrane separation of non-fluorinated and perfluorinated organic compounds in water, Desalin. Water Treat., 52, (31-33), 5796-5805, 2014.
  • 5) 木村功二,藤井滋穂,田中周平,邸勇,野添宗裕;粉末活性炭による残留性有機フッ素化合物類の吸着除去特性および影響要因の検討,環境工学研究論文集,土木学会環境工学委員会,45,301-308,2008.
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