多数の末期がん患者には悪液質が現れ、この時期の栄養治療は栄養状態を維持または改善できなく、一部の患者しか栄養治療のメリットを受けない。炎症性サイトカインおよび代謝調節剤治療と結合できれば、悪液質状態の改善に有利である。予測生存期間が1ケ月より短い末期患者に対して、栄養治療のメリットを得られにくく、その実施には得失を考慮すべき、かつ倫理、患者の宗教および文化背景、願望などの要因を考慮し、かつ患者/家族とよく話し合った上できめることである。本文では、がん末期がん患者の栄養治療を総説する。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST