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J-GLOBAL ID:201502212653459588   整理番号:15A1310946

透明体電極を用いた放電加工極間現象の直接観察

Direct Observation of EDM Gap Phenomena Using Transparent Electrodes
著者 (2件):
資料名:
巻: 81  号: 11  ページ: 983-986 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0462A  ISSN: 1882-675X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,透明電極体を用いて放電加工の極間現象を直接観察することを試みた。その結果,1)放電加工では,定常状態で極間のおよそ70%以上が気泡で満たされている,2)放電は,気液境界で発生する確率が最も高く,残りは液中でも気泡中でも起こりえる,3)放電の発生分布はランダムではなく,直前の放電によって発生した気泡の境界で生じる確率が高い,4)液中で発生した放電のプラズマは,絶縁破壊直後に急激に膨張し,その直径はおよそ0.5mmにも達し,数十マイクロメートル程度の放電ギャップ長と比較して非常に大きい,5)ただし,このプラズマと同じ直径の円盤一様熱源を境界条件として単発放電の熱伝導解析を行っても,その解析結果と実際の単発放電痕の大きさとは一致しない。これは,プラズマ中では熱流束分布は均一ではなく,中心部に集中しているためである,6)水中加工中の極間の気泡割合は油中と比較して低い,7)粘性の低い水加工液のほうが,極間における気泡の移動量や振動が大きく,放電点の冷却性能に優れるため,油を用いるより加工速度を大きくできる-といったことが明らかになった。
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引用文献 (12件):
  • 1) M. Kunieda and H. Kojima : On-line Detection of EDM Spark Locations by Multiple Connection of Branched Electric Wires, Annals of the CIRP, 39, 1 (1990) 171.
  • 2) H. Obara : Detection of Discharging Position on Wire EDM, Proc. ISEM 10 (1992) 404.
  • 3) M. Kunieda, B. Lauwers, K. P. Rajurkar and B. M. Schumacher : Advancing EDM through Fundamental Insight into the Process, Annals of the CIRP, 54, 2 (2005) 64.
  • 4) T. Kitamura and M. Kunieda : Clarification of EDM Gap Phenomena Using Transparent Electrodes, Annals of the CIRP, 63, 1 (2014) 213.
  • 5) M. Mitchner and C. H. Kruger, Jr : Partially Ionized Gases, John Wiley and Sons, (1973) 12.
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