抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大型部品の熱間鍛造では高荷重となり過ぎ,そのために生産を断念したり,間欠成形にして生産性を犠牲にすることが多々ある。そこでスライド下死点寸前に油圧が作動し,瞬時的に金型に隙間が生じさせ,分流鍛造することで荷重を低減することが出来るメカ式油圧装置が開発された。本稿では,本装置の高速鍛造における荷重低減効果について検討した。まず,プレス機構別のスライド速度について解説する。クランププレスは下死点付近の速度が他の機構のプレスと比べ早いことを示した。次に,実験方法,FEM解析条件について説明した。最後に,検討により得られた結果を以下に示した。1)実機試験結果から,従来の70%の荷重で外径隅部まで材料が充填することを確認した。2)FEM解析結果から内径ボス部への充填が早いことが高荷重の原因であったことを確認した。3)本方案を適用する場合,分流させる量(インナーパンチの逃がし)を考慮して金型設計する必要がある。