文献
J-GLOBAL ID:201502212763641837   整理番号:15A1374103

人口減少社会と地域創生 高齢者を地域創生の力に-高齢者の見方・支援・接し方に「新しい常識」を

著者 (1件):
資料名:
号: 19  ページ: 29-41  発行年: 2015年11月 
JST資料番号: L5342A  ISSN: 1345-9368  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
地域の創生に高齢者が果たす役割は大きい。本稿では,それを実現するために不可欠な,「高齢者の新しいとらえ方」を中心として考察する。これまでの「高齢者は弱い人であり,助けてあげなければならない存在である」というとらえ方は,「誤った常識」の典型であり,それにかわる「新しい常識」が求められている。高齢者そのものに対する見方,正しい接し方,そして正しい支援のあり方について正しい理解をもち,それに沿って新しい地域の創生を考え,計画し,実行していくことが大事である。高齢者のその地域に関する経験と智恵は青壮年者以上に豊かなことが少なくなく,その活用は地域創生においても大きな力となる。高齢者の弱い面は,健康上の問題との関連が深く,その予防と改善は重要な課題である。それには医学などの専門家の関与が不可欠と考えられがちであるが,そうではなく,むしろ「社会参加」が根本的に重要なのだという認識が大事である。これは「医学モデルからの脱却」ともいえる。現状の介護予防は医学モデルに偏っている。しかし,本当に効果があるのは「社会参加」を手段として活用するシステム・プログラムである。地域創生の取り組みそれ自体が,高齢者の社会参加を向上させ,結果的に介護予防としての高い効果を発揮する可能性が大きい。これを意識的に地域創生の取り組みの中に位置づけることが望まれる。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
都市問題,都市防災  ,  職務・職能管理一般 
引用文献 (9件):
  • 大川弥生:「動かない」と人は病む;生活不活発病とは何か、講談社現代新書、講談社、2013.
  • 大川弥生:新しいリハビリテーション;人間「復権」への挑戦、講談社現代新書、講談社、2004.
  • 大川弥生:「よくする介護」を実践するためのICFの理解と活用-目標指向的介護に立って-、中央法規出版、2009.
  • 大川弥生:介護保険サービスとリハビリテーション-ICFに立った自立支援の理念と技法、中央法規、2004.
  • 大川弥生:生活機能とは何か、ICF:国際生活機能分類の理解と活用、東京大学出版会、2007.
もっと見る

前のページに戻る