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J-GLOBAL ID:201502212768060947   整理番号:15A0427838

低温飼育,化合物投与および卵巣移植処理による多化性蚕品種の休眠卵誘導法

著者 (4件):
資料名:
号: 62  ページ: 1-10  発行年: 2014年12月31日 
JST資料番号: F0991A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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カイコの多化性系統は,休眠性が弱く,系統の保存には多大な労力を必要である。そこで,1年に1回の飼育によって継代維持することを目的として,低温飼育,化合物投与および卵巣移植処理による休眠卵誘導の検討を行った。供試蚕品種として,多化性系統の「ピュアマイソール」および「カンボージュ」を用い,卵巣移植のレシピエント用として,「WE2」(第2白卵系統)を使用した。その結果,桑葉育において,5齢4日から羽化までの期間を低温(21°C)で飼育することにより,より多くの休眠卵を得ることができた。また,全齢人工飼料育においても, 5齢起蚕から羽化までの期間を低温で飼育することにより,休眠卵を得ることが可能であることが明らかになった。化学物投与による誘導では,ウアバインあるいは塩化カリウムを蛹に投与した結果,休眠卵産下蛾の出現が認められたが,どちらの場合も蚕期による効果のばらつきが認められた。また,卵巣移植処理による誘導では,休眠卵を産下する「WE2」の雌幼虫に「ピュアマイソール」および「カンボージュ」の卵巣を移植した。いずれの多化性系統の卵巣を移植した場合にも, ドナーとレシピエントの輸卵管同士が結合し,平均約10%の雌蛾が産卵した。産下された卵は全て休眠卵であった。しかし,輸卵管同士の活着率が,10%と低いため,実用には適さないと判断された。したがって,「ピュアマイソール」の保存には,5齢4日から羽化までの期間を低温(21°C)で飼育することによる年1回の飼育が実用的であることが明らかになった。
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分類 (2件):
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蚕の飼育法  ,  蚕 
引用文献 (15件):

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