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J-GLOBAL ID：201502212785901599   整理番号：15A0548544

低バンドギャップ高分子のアルキル側鎖構造調節による光学特性増強の解明

Elucidating the enhancement in optical properties of low band gap polymers by tuning the structure of alkyl side chains

著者 (5件)： LU Jing (Div. of Materials Sci., Nanyang Technological Univ., 50 Nanyang Avenue, Singapore 639798, Singapore. [e-mail]) ,  YAO Yao ,  SHENAI Prathamesh M. ,  CHEN Lipeng ,  ZHAO Yang
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 17  号： 14  ページ： 9541-9551  発行年： 2015年04月14日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 二種の新しい5,6-ジフルオロベンゾ[c][1,2,5]-チアゾール系高分子PFBT-T20TTおよびPFBT-T12TTの光学特性の計算機研究により,前者に基づく高分子太陽電池の性能が,アルキル側鎖が後者と異なるだけなのに,驚くほど改善されることを示した。B3LYP/6-31G(d)レベルの密度汎関数理論(DFT)による構造最適化は内部座標の違いが電子および光学特性の調節に重要であることを明らかにした。さらにDFTと分子動力学シミュレーション(MD)の組合せにより室温の電子構造を計算した。最高被占分子軌道(HOMO)エネルギーは入手できる実験データとかなりよい対応を示し,HOMO-最低空分子軌道エネルギーギャップは両分子で同様であった。しかし,PFBT-T20TTの電子密度は骨格に沿ってより顕著に非局在化し,電荷分離状態の生成により伝導性となって素子性能の改善をもたらすと推定した。さらに,マルチモードBrown振動子モデルにより計算した吸収スペクトルあてはめから,PFBT-T20TTの励起子-フォノン相互作用パラメータを抽出し,DFT-MDの結果から得られるトレンドとの対応を得た。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *窒素複素環化合物 ,  *硫黄複素環化合物 ,  *置換基効果 ,  *太陽電池 ,  密度汎関数法 ,  *交互共重合体 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  分子構造 ,  フロンティア軌道 ,  密度分布 ,  励起子 ,  電子構造 ,  計算機シミュレーション ,  電気伝導 ,  励起子-フォノン相互作用
準シソーラス用語： *ジチオフェン誘導体 ,  *ベンゾチアゾール誘導体 ,  *高分子太陽電池 ,  電子密度分布 ,  非局在化 ,  分子動力学シミュレーション

分類 (4件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U) ,  有機化合物の電気伝導  (BM03045F) ,  太陽電池  (NC03084O) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H)

タイトルに関連する用語 (6件)： バンドギャップ ,  高分子 ,  アルキル側鎖 ,  調節 ,  光学特性 ,  増強