抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
非破壊検査や医療機器などの分野でX線は良く使われている。X線検出には,光に変換して検出する方法があるが,発光イオンとして希土類イオンを添加した材料が研究されてきた。本研究では,EuをドープしたBaSO
4を作製し,X線を照射することによるX線励起発光について調べている。試料は,粉末BaSO
4とEuOBaSO
3を粉砕したのち1250°Cで焼成した。評価はフォトルミネッセンス(PL),X線ルミネッセンス(XL)測定を行った。試料をX線照射前後でPL測定するとX線照射前にEu
2+,Eu
3+のPL発光が認められたがX線を照射してもその強度に変化は見られなかった。一方,X線励起では紫色の発光が確認できたが,Smをドープした試料ほど発光しなかった。これらから,Euを添加したBaSO
4はX線検出用材料には適していないことが明らかとなった。