抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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粉塵爆発は,砂糖など一般に安全と考えられている物質が原因で発生し,人身事故等の悲惨な結果を招く可能性がある。空気中に可燃性物質が分散し,着火源があると粉塵爆発発生のリスクが生じる。粉塵爆発を防止するためのIEC 60079等の規制内容には基本的な欠陥があると考える。例えば多くの国で爆発性雰囲気が発生する可能性のある危険地区の等級分類(HAC)を法的に要求しているが,公的なリスク評価は要求されておらず,爆発が発生した場合の影響が考慮されない。また,爆発性雰囲気の定義は非常に狭い。粉塵爆発を防止するためには,3つのR,すなわち他の物質への置換(Replace),量や濃度の低減(Reduce),プロセスの変更(Refine)が有効である。可燃性粉塵のユーザーは,公的なリスク評価を適用し,3Rにより爆発防止を図ることをリコメンドする。