抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高度制御による収益改善への取組みに関して,丸善石油化学社のベンゼン抽出装置へ適用した事例を通して紹介する。高度制御を単にシステム技術の導入としてではなく,運転改善を通した収益改善の実現手段として捉え,設計段階で技術部門・製造部門が連携して改善要素の把握・運転方針を十分に議論し,設計を進めた。制御モデリングと最適化設定においてシミュレーション等で運転方針を忠実に制御動作として実現できるか確認を行い,ステップテストの実施においてはプロジェクトチームと運転部門が連携して行い,効率の良いテストを実施した。試運転にて想定した利益改善方向への制御目標値の変更を経て実運用を開始した結果,期待以上の蒸気使用量削減と安定な稼働による生産性向上が実現し,収益改善が達成された。