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J-GLOBAL ID:201502212876100255   整理番号:15A1184391

プロリンおよびmyo-イノシトールの増加は複数のリグノセルロース由来抑制剤の混合物に対するSaccharomyces cerevisiaeの耐性を向上させる

Increasing proline and myo-inositol improves tolerance of Saccharomyces cerevisiae to the mixture of multiple lignocellulose-derived inhibitors
著者 (6件):
資料名:
巻:号: Sept  ページ: 8:142 (WEB ONLY)  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: U7022A  ISSN: 1754-6834  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。複合リグノセルロース由来抑制剤への耐性を有するロバスト微生物の開発は,効率的なセルロースのエタノール生産に重要である。しかし,抑制機構における理解の欠如は,耐性菌株の合理的工学を制限した。本稿では,代表的な抑制剤,すなわち,フルフラール,酢酸およびフェノール(FAP)に対するSaccharomyces cerevisiaeの適応過程のメタボロミクス分析を通して,抑制剤耐性が向上した新規候補を見出した。結果。メタボロミクス分析後,抑制剤への菌株耐性の原因となる有望な代謝産物としてプロリンおよびmyo-イノシトールを同定した。プロリンあるいはmyo-イノシトール合成に関与する遺伝子の欠失は,FAPストレスに対する菌株耐性を弱めた。これに反して,培地におけるプロリンあるいはmyo-イノシトールの添加は,FAPストレス下の細胞増殖で保護作用を発揮した。さらに,キー遺伝子PRO1あるいはINO1の過剰発現によるプロリンあるいはmyo-イノシトール合成の増加は,酵母菌株にFAP耐性の有意な増加をもたらした。全ての組換型菌株はFAPストレス下で60時間以内に発酵を完了したが,対照菌株はまだ遅延期であった。一方,FAP条件下の活性酸素(ROS)の細胞内レベルはプロリン含有量の増加と共に減少したことから,抑制剤損傷から菌株を保護するROSスカベンジャーとしてのプロリンの機能が示唆された。結語。メタボロミクスの案内により,FAPへの菌株耐性の向上のために,プロリンおよびmyo-イノシトールの増加が新規決定因子として明るみに出された。一方,本稿は,ストレス耐性を増加する合理的策略を開発するため,メタボロミクスの効果的な利用を示した。そして,複雑な形質の組換型微生物の設計に対し価値ある洞察を提供した。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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微生物代謝産物の生産  ,  遺伝子操作  ,  微生物生理一般 
物質索引 (5件):
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