抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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量産における研削工程では,研削するワークの個数が増加するに従って砥石の切れ味は徐々に変化し続けるため,研削現象も刻々と変化することになり,高精度を保証するために,研削結果の測定評価が不可欠となる。本稿では,高能率・高精度な量産に向けた研削仕上げ面粗さの評価技術について,その課題と開発の動向を述べるとともに,円筒研削盤上で即座にワークの仕上げ面粗さを測定評価できる技術について解説した。研削仕上げ面粗さの高速オンマシン評価法として,摩擦熱起電力を測定対象とした機上における研削仕上げ面粗さの評価技術を紹介し,その原理および実施方法について説明した。次に,評価性能に触れ,ワークの円筒研削面に接触させたセンサの出力は,研削面の表面粗さと相関を有していることから,研削終了直後にワークの仕上げ面粗さを速やかに評価できると説明した。続いて,高速オンマシン評価法を実施する場合と,一般的な触針式の粗さ計による評価法とを比較検証結果を紹介し,この高速オンマシン評価法は,量産の高能率・高品質化への寄与できると結んだ。