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J-GLOBAL ID：201502213052069168   整理番号：15A0357830

ヒストンシャペロン複合体HIRはCAF-1複合突然変異体におけるヌクレオソーム占有率およびヒストン欠落沈着のカウンターバランスを維持する

The histone chaperone complex HIR maintains nucleosome occupancy and counterbalances impaired histone deposition in CAF-1 complex mutants

著者 (8件)： DUC Celine (Genetique, Reproduction et Developpement, CNRS UMR 6293, Clermont Univ., INSERM U1103, 24 Avenue des Landais, BP ...) ,  BENOIT Matthias ,  LE GOFF Samuel ,  SIMON Lauriane ,  POULET Axel ,  COTTERELL Sylviane ,  TATOUT Christophe ,  PROBST Aline V.
資料名： Plant Journal  (Plant Journal)
巻： 81  号： 5  ページ： 707-722  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： A1374A  ISSN： 0960-7412  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： クロマチン組織は,遺伝子発現,ゲノムの安定性およびエピゲネティクス的情報の遺伝質に必要不可欠である。クロマチン集合因子1(CAF-1)およびヒストン制御体(HIR)などクロマチンの集合化に関わる主要成分は,それぞれ合成依存または非依存の形式を使いヒストンをDNAに蓄積する。本研究で筆者らは,ヒストン調整A(HIRA),ユビヌクレイン(UBN)およびカルシニューリン結合蛋白質(CABIN1)などHIR複合体を構成する植物オーソログの役割を性格付けした。シロイヌナズナの複合体各種サブユニット機能欠失突然変体は生存可能であるが,hira欠落突然変異体は生殖力が減少する。筆者らはHIRAを欠失すると抽出可能なヒストンH3レベルが減少し,活発な転写遺伝子およびヘテロクロマチン両領域で,ヌクレオソームの占有率が低下することを明らかにした。さらにそれらに付随して,HIRAは動原体周辺の繰り返しサイレンシングおよび特定のトランスポゾンを維持することにも貢献している。サブユニットCAF-1およびHIR複合体を欠落した突然変異体の雑種を使う遺伝子分析で,CAF-1およびHIRヒストンH3シャペロン複合体を同時に欠落すると,植物の生き残り,成長および生殖活動に多大な影響をおよぼすことを示した。本研究の結果は,HIRAがヌクレオソーム占有率,ヒストン変異体の相互作用および分解に可塑性付与することでfas突然変異体の不完全なヒストン離脱を部分的に救うことを明らかにした。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： Arabidopsis thaliana ,  *シャペロンタンパク質 ,  *ヒストン ,  ヌクレオソーム ,  抑制 ,  クロマチン ,  遺伝子発現 ,  エピジェネティクス ,  カルシニューリン ,  核タンパク質 ,  突然変異体 ,  トランスポゾン
準シソーラス用語： オルソログ ,  シャペロン ,  シロイヌナズナ ,  ユビヌクレイン ,  転写サイレンシング

分類 (1件)： 植物生理学一般  (EH02010Y)

タイトルに関連する用語 (10件)： ヒストンシャペロン ,  複合体 ,  CAF-1 ,  突然変異体 ,  ヌクレオソーム ,  占有率 ,  ヒストン ,  欠落 ,  沈着 ,  カウンターバランス