最近,所有の情報機器を仕事の現場に持ち込み,それで業務を行う形態(BYOD:Bring Your Own Device)が増えている。本稿では,学習院大学において,学生が持ち歩く情報機器を現在の大学環境で利用可能性を検証した。学習院大学のVDI環境(仮想デスクトップ環境)はWindows Server 2008 R2を用いたリモートデスクトップゲートウェイマネージャーである。スマートフォン,タブレットなど現在使われている情報機器について学内で使用可能か調べた。その結果,アプリケーションの限定や操作性を考慮したコンテンツの用意の必要性を改めて確認した。