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J-GLOBAL ID:201502213388955876   整理番号:15A1097998

塩基性酸素転炉スラグの促進炭酸化及びその力学的特性に及ぼす影響

Accelerated carbonation of basic oxygen furnace slag and the effects on its mechanical properties
著者 (3件):
資料名:
巻: 98  ページ: 286-293  発行年: 2015年11月15日 
JST資料番号: T0560A  ISSN: 0950-0618  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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製鋼過程の副産物である塩基性酸素転炉(BOF)スラグは主として,カルシウム化合物から成り,炭酸化に対して高いポテンシャルをもっている。本研究の目的は,促進炭酸化過程を使用して,BOFスラグを処理して,スラグ特性に及ぼす影響を調べることであった。粒度の異なる(3.5~7mm,7~15mm及び15~25mm)3種類のBOFスラグを試験して,炭酸化温度,CO2量及び相対湿度(RH)の影響を調べた。その結果,BOFスラグ試料のpH値は炭酸化後に低下し,その結果はCaOからCaCO3への転換によることが分かった。本研究から選択した適切な炭酸化条件は,温度200°C,CO2量40%及びRH60%であった。X線回折(XRD)及びフーリエ変換赤外(FT-IR)分光分析の両者は,処理スラグ中での炭酸塩の生成を示した。光学顕微鏡による炭酸化スラグの断面観察によって,BOFスラグ上の炭酸化シェルの厚みは,約200μmに達することが分かった。耐荷強度及び粒子円形圧壊強度を含むBOFスラグの力学的特性は炭酸化後に向上し,BOFスラグの炭酸化は,CO2を確保するだけでなく,その力学的性能に対する利点も有することが分かった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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