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J-GLOBAL ID:201502213434761143   整理番号:15A1303597

関東地方の夏季高濃度Oxの長期的濃度変動要因の検討と前駆物質濃度削減効果の予測評価

Variable Factors Affecting Long-term Trend in Summertime High Ox Concentration and the Reduction Effect of the Precursors’ Concentrations in Kanto Region
著者 (3件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 257-265  発行年: 2015年11月10日 
JST資料番号: S0850A  ISSN: 1341-4178  CODEN: TKGAFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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1990~2011年度の関東地方の常時監視データを用いて,光化学オキシダント(Ox)の前駆物質である非メタン炭化水素(NMHC),窒素酸化物(NOx)濃度とOx生成量との関係を解析した。気象の影響を除くと,前駆物質濃度とOx生成量との関係は明瞭になり,関東地方は大局的にはVOC-sensitiveの状態にあると考えられた。また,前駆物質濃度とOx生成量との関係は3期に分けて異なっており,これにはOx測定法の変更が影響している可能性が示唆された。大気中VOC組成の変化としては芳香族化合物が減少していたが,全体の反応性は大きく変わっていないと考えられた。Ox高濃度日低減のための前駆物質濃度低減率を推定した結果,NMHC濃度を2009~2011年比で20%低減すればNOxが20%低減したとしてもOx高濃度日は半減するものの,Ox高濃度日をゼロにするためにはNMHC濃度を50%程度低減する必要があると考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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大気汚染一般 
引用文献 (24件):
  • 阿相敏明:湿式法から乾式法への変更で評価の変わる関東地域における光化学オキシダント濃度,全国環境研会誌,31,85-91 (2006).
  • Carter, W. P. L.: Supplementary Material for the report; Revised final report to the California air resources board, Contracts No. 03-318, 06-408 and 07-730 (2012).
  • 中央環境審議会:今後の揮発性有機化合物 (VOC) の排出抑制対策の在り方について(報告),p. 1 (2012).
  • 井上和也,安田龍介,吉門 洋,東野晴行:関東地方における夏季地表オゾン濃度のNOx, VOC排出量に対する感度の地理分布 第I報 大小2種類の植物起源VOC排出量推定値を入力した場合の数値シミュレーションによる推定,大気環境学会誌,45,183-193 (2010).
  • 泉川碩雄:光化学オキシダント測定法の検討結果-湿式オキシダント自動測定器を中心に-(前編),大気環境学会誌,49, A74-A81 (2014).
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