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J-GLOBAL ID:201502213539590077   整理番号:15A0980971

ゲル化剤や増粘剤の開発とその特徴

Development and Properties of Gelators and Thickeners
著者 (1件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 491-504 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: G0122A  ISSN: 0386-2186  CODEN: KBRBA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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溶媒に添加するとゲル化をおこしたり増粘現象をおこしたりする低分子化合物について紹介した.前者はゲル化剤,後者は増粘剤と呼ばれる.まず,低分子化合物による溶液の物理ゲル化と溶液からの結晶化について,その類似性を説明した.結晶化は分子が分子間相互作用により三次元的に秩序性のある完全な配列をするために溶媒から相分離する現象であり,物理ゲル化は二次元的な配列で繊維状の会合体が網目構造を形成し,その空隙に溶媒を絡めこむために起こる.結晶化もゲル化も原動力はともに水素結合やファンデルワールス力,静電的相互作用,π-π相互作用などの協同的な非共有結合的相互作用であることを述べた.典型的なゲル化剤であるアミノ酸誘導体について言及し,“ゲル化駆動セグメント”という概念の重要性を強調した.ゲル化駆動セグメントからさまざまな官能基を含む機能性ゲル化剤やポリマー型ゲル化剤が容易に合成できることを示した.人工甘味料から合成したシクロ(L-アスパラギニル-L-フェニルアラニル)誘導体もまたよいゲル化剤である.この環状ジペプチドのゲル化剤の特徴は広範囲のイオン性液体をゲル化できることである.作製したイオン性液体ゲルはゲル電解質としてのポテンシャルが高い.ベンゼントリカルボン酸アミド,シクロヘキサントリカルボン酸アミド,アミノイソフタル酸誘導体の増粘剤として性質を述べた.最後にチキソトロピー挙動を示す化合物を紹介した.(著者抄録)
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分類 (3件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  高分子の物性一般  ,  添加剤・配合薬品・副資材一般 
物質索引 (25件):
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引用文献 (33件):
  • 1) P. Terech and R. G. Weiss, Chem. Rev., 97, 3133 (1997).
  • 2) J. H. van Esch and B. L. Feringa, Angew. Chem., Int. Ed., 39, 2263 (2000).
  • 3) L. A. Estroff and A. D. Hamilton, Chem Rev., 104, 1201 (2004).
  • 4) M. Suzuki and K. Hanabusa, Chem. Soc. Rev., 38, 967 (2009).
  • 5) G. John, B. V. Shankar, S. R. Jadhav, and P. K. Vemula, Langmuir, 26, 17843 (2010).
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