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J-GLOBAL ID：201502213543220365   整理番号：15A1274025

女子大学生の環境配慮意識と衣生活における環境配慮行動の関係-環境配慮行動の要因連関モデルの検討による分析-

Relating Environmental Consciousness and Environmentally Conscious Behavior in the Clothing Life of Female University Students: An Analysis Using a Model of Environmentally Conscious Behavior

著者 (4件)： 村上かおり (広島大 大学院教育学研究科) ,  槇尾有加 (イオンリテール) ,  川口順子 (高知県大) ,  増田智恵 (三重大 教育)
資料名： 日本衣服学会誌  (Japanese Journal of Clothing Research)
巻： 59  号： 1  ページ： 21-32  発行年： 2015年10月31日 
JST資料番号： F0709A  ISSN： 0910-5778  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： エコロジカルマインド評価尺度を用い,女子大学生の意識と行動を評価し,その評価と衣生活での環境配慮行動との関係を明らかにした。1)女子大学生は一般住民に比べ環境配慮意識が低かった。また環境配慮行動もできていないことが分かった(特にリサイクル回収)。2)因子分析で6因子を抽出し,環境配慮意識の高低で群分けし分析した結果,低群よりも高群の方が環境に配慮した被服行動を行っていることが分かった。3)負担感,必要な情報の未知,衣服非回収の行政対応等の課題が判明した。4)女子大学生モデルでは,自己効力感から環境配慮意識および行動へのパスが認められた。5)環境配慮行動を実践した達成感により得られる自己効力感を高めるアプローチ,環境配慮意識と行動の関連を高めるアプローチ,環境に関する情報力を養うアプローチが必要なことが明らかになった。6)環境配慮意識の低い女子大学生には,日常生活での自己の態度や行動をふりかえらせることが必要である。

シソーラス用語： 行動 ,  *環境保全 ,  *意識 ,  生活 ,  情動 ,  経路 ,  図形 ,  ERモデル ,  評価基準 ,  *環境活動
準シソーラス用語： エコロジカルマインド評価尺度 ,  *衣生活 ,  *環境配慮意識 ,  *環境配慮行動 ,  経路図 ,  *自己効力感 ,  評価尺度

分類 (3件)： 繊維工業一般  (YM01010A) ,  環境工学一般  (SA01010K) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (18件)：

• 近藤恵,小林茂雄; 消費者教育の視点からみた環境配慮型衣生活行動に影響を及ぼす要因-家政系女子大学被服専攻学生の中古衣類の購買行動を事例として-, 日本衣服学会誌, 42, 223-230 (1999)
• 広瀬幸雄; 環境配慮的行動の規定因について, 社会心理学研究, 10, 44-55 (1994)
• 野波寛,杉浦淳吉,大沼進,山川肇,広瀬幸雄; 資源リサイクル行動の意思決定における多様なメディアの役割: パス解析モデルを用いた検討, 心理学研究, 68, 264-271 (1997)
• 依藤佳世,広瀬幸雄; 子どものごみ減量行動を規定する要因について, 環境教育, 21, 26-36 (2002)
• 塚脇良太,戸塚唯氏,高本雪子,小島奈々恵,樋口匡貴,深田博己; 大学生の環境配慮行動の規定因-環境配慮的行動と規定因との要因連関モデルの検討-, 広島大学大学院教育学研究科紀要第三部, 56, 303-307 (2007)

タイトルに関連する用語 (9件)： 大学生 ,  環境配慮 ,  意識 ,  衣生活 ,  環境配慮行動 ,  要因 ,  連関 ,  モデル ,  分析