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J-GLOBAL ID:201502213707190054   整理番号:15A0681043

ツルダチスズメナスビ(Solanum trilobatum)の毛根培養における,ジャスモン酸メチルによるソラソジン生成と抗酸化活性の誘導

Methyl jasmonate elicits the solasodine production and anti-oxidant activity in hairy root cultures of Solanum trilobatum L.
著者 (5件):
資料名:
巻: 71  ページ: 54-64  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Agrobacterium rhizogenesのMTCC532系統,MTCC2364系統,ATCCA4系統を接種したツルダチスズメナスビの葉片外植体からの毛根を用いて毛根培養を行った。初めに27クローンを得て,その中からMS固形培地上で生育の良かった5クローンを選抜し,バイオマス生産量とソラソジン含量の調査用に供試した。バイオマス生産量は,3%スクロースを添加した初期pH5.8のMS液体培地が最も多く,初期重量の27.5倍に増加した。5クローンの中で,ST-09系統は,非組換え体毛根(対照)と比較して,2倍のバイオマス生産量(3.85±0.11g・FW)と3.3倍のソラソジン含量(4.76±0.05mg/g・DW)を示した。PCR法及びサザンブロット法で調べた結果,組換え体毛根中では,rolA遺伝子の集積が見られた。ST-09系統の毛根に,4μMジャスモン酸メチル処理を2週間行ったところ,ソラソジンの含量が,処理しなかった毛根と比較して1.9倍,対照毛根と比較して6.5倍に高まることが示された(9.330.04mg/g・DW)。RT-PCR分析した結果,ジャスモン酸メチル処理した2週間にhmgr(HMGCoAレダクターゼ)遺伝子転写の顕著な上方制御が見られた。そして,対照毛根と比較して,全フェノール含量(150.42mg/gDE),全フラボノイド含量(521.09mg/gDE),ラジカル捕捉能(83.3%)の有意な上昇が観察された。以上の結果から,ツルダチスズメナスビの毛根を利用したソラソジンの大規模生産の可能性が示された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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植物組織・細胞による物質生産 

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