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J-GLOBAL ID:201502213709961547   整理番号:15A1079522

電子伝達能が過剰で,SLAH3アニオンチャネル転写産物が低いオオムギ突然変異体でのCO2に対する気孔応答の光合成依存性/非依存性調節

Photosynthesis-dependent/independent control of stomatal responses to CO2 in mutant barley with surplus electron transport capacity and reduced SLAH3 anion channel transcript
著者 (8件):
資料名:
巻: 239  ページ: 15-25  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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CO2に対する気孔感受性の機構は未だ十分には解明されていない。CO2に対する気孔応答での光合成と非光合成的因子類の役割を野生型オオムギ(Hordeum vulgare var.Graphic)と光合成能とRubisco容量が低下した突然変異体(G132)で検討した。気孔コンダクタンス(gs),ガス交換,クロロフィル蛍光およびATP濃度のCO2と3-(3,4-ジクロロフェノール)-1,1-ジメチル尿素(DCMU)応答を気孔開放のための推定転写産物を用いて解析した。G132は野生型よりも光合成速度が低く,細胞間のCO2濃度(Ci)が低いにも係らず,大きなgsを持っていた。突然変異体ではCO2の非常に高い濃度でも光合成がRubiscoに制約されており,野生型よりATP濃度が高かった。赤色光の下でのCO2に対する気孔感受性は光合成中とDCMUで阻害した葉の両方で野生型よりもG132の方が低くかった。赤色光と一定Ciの下ではDCMU阻害に対する気孔感受性はG132の方が高かった。G132では気孔閉鎖に関連するSLAH3類似の遅いアニオンチャネル転写産物濃度が急激に低下した。その結果から,CO2に対する気孔応答は部分的に炭素同化能に対する電子伝達能のバランスに依存するが,一部はCO2シグナル伝達ネットワークによっても調節されていることを示している。gsが高いと,灌漑状態が良い場所での気候変動に対する適応性の改善が可能になる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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麦  ,  光合成  ,  遺伝的変異  ,  分子遺伝学一般 
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