文献
J-GLOBAL ID:201502213792555938   整理番号:15A1331313

GPS連続観測による口永良部島火山の2014年噴火10年前からの地盤変動

Ground deformation revealed by GPS observation for 10 years before the 2014 eruption in Kuchinoerabujima volcano.
著者 (3件):
資料名:
巻: 66  号: 5-6  ページ: 103-141  発行年: 2015年10月16日 
JST資料番号: F0341B  ISSN: 1346-4272  CODEN: CCKHA7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
2014年8月3日に噴火した口永良部島火山の山頂部において,GPS連続観測を噴火直前までの約10年継続して行った。最も近接した観測点は火口までの距離が約230mであるものの,噴火前1ケ月間の短期間に前兆を示す変位は捉えられなかった。しかし長期的にみると,全期間で4回,山頂域の膨張を示唆する変位を観測している。それぞれのイベントは数cmの変位に数ケ月かかる緩慢なものであるが,その変位は累積していった。初期のイベントは明瞭な地震の増加を伴ったが,後期になると地震活動の高まりはほとんど見られなくなった。イベントの間隔は次第に長くなるとともに,2009年頃から長期的トレンドに加えて微少な変動が混在するようになり,この頃から変動のパターンが変化した。詳細な解析により,山頂部の変動は下部地盤の西変位の上に火口浅部の放射状の変動が重なることによって現れていることが明らかになった。2013年からは火口浅部の変動は,膨張からほとんど停止ないし収縮傾向に転じている。さらに山頂部の2観測点に共通の変動が観測されるようになったことから,山頂部のやや深い場所に別の変動源が現れた可能性がある。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
地球熱学,火山物理学  ,  測地学 
引用文献 (19件):
  • Bock, Y., Macdonald, T., Merts, J., Bock, L. and Fayman, J. (2004) Epoch-by-EpochTM real-time GPS positioning in high dynamics and at extended ranges. http://www. geodetics.com/publications/14_Bock-Epoch_by_Epoch_ Real_TimeGPS_Positioning.pdf( 2015 年2月9 日参照)
  • 藤田哲也(1985) 腫瘍の増殖と成長.現代病理学大系 9A腫瘍I [別冊],中山書店,77-78.
  • 福岡管区気象台火山監視・情報センター・鹿児島地方 気象台(2014) 口永良部島の火山活動解説資料(平成 26 年8月).火山活動解説資料(平成 26 年8月),http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/fukuoka/14m08/509_14m08.pdf (2015年2月9日参照)
  • 下司信夫・小林和夫(2007) 口永良部島火山地質図.火 山地質図No.14,産業技術総合研究所地質調査総合センター.
  • Gompertz, B. (1825) On the Nature of the Function Expressive of the Law of Human Mortality, and on a New Mode of Determining the Value of Life Contingencies. Philosophical Transactions of the Royal Society of London, 115, 513-585.
もっと見る

前のページに戻る