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J-GLOBAL ID：201502213862926564   整理番号：15A0837283

寒帯アラスカの河川流域における過去の傾向と極値

Historical trends and extremes in boreal Alaska river basins

著者 (3件)： BENNETT K.E. (International Arctic Res. Center, Univ. of Alaska Fairbanks, 930 Koyukuk Drive, Fairbanks, AK 99775, USA) ,  CANNON A.J. (Pacific Climate Impacts Consortium, Univ. of Victoria, Victoria, British Columbia, CAN) ,  HINZMAN L. (International Arctic Res. Center, Univ. of Alaska Fairbanks, 930 Koyukuk Drive, Fairbanks, AK 99775, USA)
資料名： Journal of Hydrology  (Journal of Hydrology)
巻： 527  ページ： 590-607  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： C0584A  ISSN： 0022-1694  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気候変動は,寒帯アラスカの暖かい永久凍土が卓越する内陸地域のような脆弱系における極度水文気候現象の頻度,強度,期間および持続性をシフトさせ,特に破壊的な結果を有する。過去50/60年(1954/64~2013年)に対する8個の内陸アラスカ河川流域におけるノンパラメトリック傾向と非定常性の一般化極値(GEV)解析による最近の研究結果に焦点を絞った。最大と最小の河川流量の傾向解析は,晩秋/冬期間及び融雪期間(4月下旬/5月中旬)の間の11日流れ現象の強い(>+50%)と統計的に有意な増加及びポスト融雪期間(5月下旬及び夏)の11日流れ現象の有意な低減を指示した。4月-5月-6月の季節的傾向は融雪卓越系(<-50%)と氷河影響流域(-24%~-33%)に対する最大河川流の有意な減少を示した。最小流量の傾向が大きく増加している一方で,年最大河川流量の傾向は,殆どの河川系は減少を示した。非定常GEV解析は融雪卓越及び氷河卓越系に対する春の極値分布の経時変化を識別した。春の気温は,氷河及び高高度の融雪系に影響を与え,冬の降水は融雪卓越流域の変化を駆動した。PDO(太平洋10年振動)は融雪卓越系に現れる変動に関連し,AO(北極振動)は,気候変動性に応答する変動無しの流域の半分を伴って,1つの湖沼卓越流域に関連した。この研究は,傾向及び変動の方向を検討する幅広い規模の研究は,様々な規模に亘る複数の方法を採用てし,アラスカの寒帯林流域内の極度河川流量の変化を識別し,理解するためにレジーム依存シフトを考察可き事を指示した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *寒帯 ,  *アラスカ州 ,  *河川流域 ,  極値 ,  気候変動 ,  融雪 ,  氷河融解 ,  テレコネクション
準シソーラス用語： 河川流量 ,  過去 ,  寒帯林 ,  傾向解析 ,  水文気候

分類 (1件)： 気候学,気候変動  (DC05140T)

タイトルに関連する用語 (5件)： 寒帯 ,  アラスカ ,  河川流域 ,  傾向 ,  極値