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J-GLOBAL ID:201502213894426695   整理番号:15A1152593

ヒト胆管癌細胞に対するボリノスタット内蔵ナノ粒子の抗腫瘍活性

Antitumor activity of vorinostat-incorporated nanoparticles against human cholangiocarcinoma cells
著者 (5件):
資料名:
巻: 13  号: Sept  ページ: 13:60 (WEB ONLY)  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: U7030A  ISSN: 1477-3155  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:本研究の目的は,ヒト胆管癌細胞HuCC-T1に対するボリノスタット内蔵ナノ粒子(ボリノスタット-NP)の抗癌活性を評価することである。 ボリノスタット-NPを,ポリ(DL-ラクチド-コ-グリコリド)/ポリ(エチレングリコール)共重合体を用いたナノ析出法により作製した。結果:ボリノスタット-NPはサイズが<100nmの球状の形であった。ボリノスタット-NPは,in vitroでボリノスタットと同様の抗癌活性を示す。ボリノスタット-NPはボリノスタット自体と同様に,ヒストンH3のアセチル化を増加させた。また,ボリノスタット-NPは,ヒストン脱アセチル化酵素,変異型p53,p21及びPARP/切断カスパーゼ3の抑制または発現において同様の効果を示す。空のナノ粒子は,腫瘍の増殖に影響を与えなかったが,ボリノスタット-NPは,ボリノスタットに比べHuCC-T1癌細胞を保持するマウスに対する抗腫瘍活性が改善された。また,ボリノスタット-NPは,腫瘍組織におけるアセチル化ヒストンH3の発現を増加させ,in vivoのヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)の発現を抑制した。ボリノスタット-NPの改善された抗腫瘍活性は,近赤外(NIR)色素を組み込んだナノ粒子を用いた分子イメージング研究によって説明することができる,すなわち,NIR色素内蔵ナノ粒子が正常領域よりもむしろ腫瘍領域により蓄積したのである。結論:著者らの結果は,ボリノスタット及びボリノスタット-NPはHDAC発現の特異的阻害によってHuCC-T1胆管癌細胞に対する抗癌活性を発揮することを示している。したがって,ボリノスタット-NPが胆管癌における抗癌化学療法のための有望な候補であることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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消化器の腫よう  ,  腫ようの実験的治療  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  固形製剤 

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