文献
J-GLOBAL ID:201502214088663080   整理番号:15A1088193

その北限におけるMucuna macrocarpa(マメ科)の受粉パートナー

Pollination partners of Mucuna macrocarpa (Fabaceae) at the northern limit of its range
著者 (6件):
資料名:
巻: 30  号:ページ: 272-278  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: U0708A  ISSN: 1442-1984  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Mucuna macrocarpaは,「爆発的開口」を必要とする熱帯および亜熱帯地域で見られる植物である。爆発的開口は,竜骨弁の開口部からおしべおよびめしべを露出する過程である。この過程は他家受粉に必要とされるが,植物はそれ自体を開けることができず,動物による開口が必要である。Mucuna(トビカズラ属)花で大最も一般的なオープナーは,いくつかの花蜜摂食コウモリ(例えばSyconycteris)である。しかし,オオコウモリPteropus dasymallusは,沖縄島の亜熱帯島におけるM.macrocarpaの唯一のオープナーである。本稿では,花蜜摂食コウモリの存在しない日本の九州最北で温帯の蒲江地方で,爆発的オープナーおよび可能なポリネーターを示した。ニホンザルMacaca fuscataおよびホンドテンMartes melampusが,蒲江での調査の間に観察された爆発的オープナーであった。オオコウモリと類似の方法で,テンは鼻を用いて花を開口した。一方,サルは手を用いて花を開口した。これは,動物の鼻よりもむしろ手によるこれら花の開口を観察した最初の報告である。合計97%(n=283)の爆発的開口の花がサルによって開口され,サルは全体として花の開口におおいに寄与した。多くの花粉が爆発的オープナーに付着するので,それらは主なポリネーターであると考えられた。さらに,2つのハチ種Apis cerana japonicaおよびBombus ardens ardensも開口した花を訪問し,花粉を採取し,それらはおそらく二次ポリネーターであった。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  異種生物間相互作用 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る