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J-GLOBAL ID：201502214111693609   整理番号：15A0854496

超音波を用いた下水管更生用GFRP成形板の硬化不良検出

Ultrasonic Detection of Uncured Region in GFRP Laminates for Rehabilitation of Sewerage Pipes

著者 (4件)： 和田明浩 (神戸市工高専) ,  山崎友裕 (大阪市大 大学院工学研究科) ,  北川英二 (芦森工業) ,  伊藤博 (芦森工業)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 41  号： 4  ページ： 128-137  発行年： 2015年07月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下水管の中に未硬化の筒状FRPシートを挿入し,蒸気で管内を膨らませて内面に圧着すると共に加熱硬化し,下水管内面にFRPパイプを形成する管更生工法(CIPP)がある。本検討では,CIPP法で使用されるものと同材質のGFRP積層平板を対象にラム波を用いた硬化不良部検出の有効性について検討した。評価パラメータに,受信波形の振幅に加えて,周波数領域での変化を定量化するためにAUパラメータ(音響超音波パラメータ)を導入し,その有効性を検証した。その結果,160~320kHz程度の広帯域のラム波を試料に励起できる場合には,AUパラメータによる硬化不良検出が可能である,ことが分った。5mmを超える板厚では,S₀モードとA₀の位相速度が近づきもモード分離が困難になり,伝搬距離を100mm以上にする必要があるが,受信強度が弱まり信号のSN比が低下する。厚板については,波の干渉の影響を再評価する必要があった。

シソーラス用語： *建設工法 ,  下水管 ,  *多層構造 ,  ポリオレフィン ,  ポリエチレンテレフタレート繊維 ,  織物構造 ,  サンドイッチ構造 ,  SMC【高分子成形】 ,  *ガラス繊維強化プラスチック ,  不飽和ポリエステル ,  積層板 ,  *非破壊検査 ,  *超音波探傷 ,  超音波 ,  *Lamb波 ,  *スペクトル解析 ,  架橋【高分子】 ,  不良率 ,  検出法 ,  厚板 ,  音波干渉 ,  評価 ,  超音波ガイド波 ,  *管渠更生工法 ,  標準 ,  品質基準
準シソーラス用語： *管更生工法 ,  再評価

分類 (6件)： ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F) ,  その他の音響応用  (BB03100I) ,  弾性表面波デバイス  (NC03120T) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  ガラス繊維,セラミック繊維  (YM03040V) ,  ポリエステル,アルキド  (YH07070P)

引用文献 (15件)：

• 1) 松木 靖: 月刊下水道, 35, 61 (2012), 25–28.
• 2) J.G. Kim & D.G. Lee: <i>Compos. Struct.</i>, 57, 1-4 (2002), 91–99.
• 3) J. Leng & A. Asundi: <i>Sensor and Actuators A</i>, 103, 3 (2003), 330–340.
• 4) D.D. Shepard & K.R. Smith: <i>Sensor Review</i>, 19, 3 (1999), 187–191.
• 5) 山崎友裕, 西野博満, 片山大希: 日本機械学会論文集A編, 76, 62 (2010), 145–150.

タイトルに関連する用語 (5件)： 超音波 ,  下水管 ,  GFRP ,  成形板 ,  硬化