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J-GLOBAL ID:201502214228577294   整理番号:15A1163693

地球視点による月の満ち欠けの指導と「月の満ち欠け説明器」の開発

The Science Lesson on the Waxing and Waning of the Moon as Viewed from the Earth and the Development of Pupils’ Concept of Moon Phases
著者 (1件):
資料名:
巻: 56  号:ページ: 129-139 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L6042A  ISSN: 1345-2614  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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「月の満ち欠け」は,平成10年小学校理科学習指導要領において削除されたが,現行小学校理科学習指導要領では第6学年の内容として取り上げられている。ここでは,地球視点から月の満ち欠けの原理を学習することになっている。そして,中学校3年では宇宙視点から再度月の満ち欠けを学習することになっている。しかし,「月の満ち欠け」の指導に関しては,多くの先行研究により,教える側は指導困難であり,また学習する側にとっては理解困難であることが指摘されている。また,指導する立場の教師自身も十分な理解が得られていないという現状が指摘されている。本研究は,現行小学校理科教科書の内容を分析し,それらの理由を考察した。その結果,地球視点で行った月の観察とモデル実験との整合性をとることが困難であり,地球から見た月と太陽との位置関係と月の満ち欠けの現象の論理的説明が不十分であることがその原因ではないかと考えた。そこで,地球視点から月の満ち欠けを論理的に説明する指導法と,またそれを補足する「月の満ち欠け説明器」の教材を開発しその実践を行った。その結果,十分な教育効果が得られ,小学生でも無理なく「月の満ち欠け」の原理を理解できることがわかった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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宇宙・地球科学教育 
引用文献 (14件):
  • Abell, S. (2001). “That’s what scientists have to do”: preservice elementary teachers’ conceptions of the nature of science during a moon investigation. International Journal of Science Education, 23, 1095-1109.
  • 縣秀彦(2004)「理科教育崩壊-小学校における天文教育の現状と課題-」『天文月報』第97巻, 12号, 726-736.
  • Baxter, J. (1989). Children’s understanding of familiar astronomical events. International Journal of Science Education, 11, 502-513.
  • 萩原庸平・小林辰至(2010)「月の運行モデル教材と観測を組み合わせた学習が月の見え方の理解に及ぼす効果-初等教員養成課程の学生を対象として-」『理科教育学研究』第50巻, 第3号, 43-56.
  • 伊藤明彦・千田恵・田原博人(2007)「大学生の天文分野に関する知識の変化-1976年と2006年の調査結果の比較-」『宇都宮大学教育学部教育実践センター紀要』第30巻, 473-482.
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