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J-GLOBAL ID:201502214323955069   整理番号:15A1051256

Arabidopsis液胞糖輸送体SWEET2は根からの炭素吸収を制限しPythium感染を規制する

The Arabidopsis vacuolar sugar transporter SWEET2 limits carbon sequestration from roots and restricts Pythium infection
著者 (8件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 1046-1058  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物根はそれらの同化した炭素のかなりの部分を根圏に分泌する。推定糖輸送体SWEET2は,Arabidopsis根で高度に発現される。SWEET2-β-グルクロニダーゼ融合の発現パターンから,SWEET2が根細胞で高度に蓄積することを確認し,特に根端の表皮細胞からの糖分泌に寄与する可能性が考えられた。SWEET2-緑色蛍光性蛋白質融合は液胞膜に局所化し,それは主要な糖貯蔵コンパートメントを包み込んだ。酵母におけるSWEET2活性の機能的解析からグルコース類似物質2-デオキシグルコースの低い吸収活性が認められ,液胞膜を横切るグルコースの輸送における役割と一致した。機能喪失sweet2突然変異体は,過剰グルコースに対する耐性の減少,葉における低いグルコース蓄積,および根からの15~25%より高いグルコース由来炭素排出を示し,SWEET2が根組織からの糖の消失を阻止する役割を持つことが示唆された。Pythium感染の間,SWEET2の根の発現は10倍以上誘導された。重要なことに,sweet2突然変異体は卵菌類に対しより感受性であり,感染後の損なわれた成長を示した。おそらく液胞で分離されるグルコースのアベイラビリティを減少することにより,根発現液胞SWEET2が糖分泌を調節し,それによって根圏に対する炭素消失が制限されると提唱した。さらに,SWEET2活性に起因する根圏での糖の減少したアベイラビリティは,Pythiumに対する耐性に寄与した。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  菌類による植物病害 

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