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J-GLOBAL ID:201502214433413164   整理番号:15A1194650

主成分分析を活用した学びのスタイルアンケートの改善と実施効果分析

著者 (8件):
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巻:号:ページ: 33-53  発行年: 2015年08月06日 
JST資料番号: L7071A  ISSN: 1883-0161  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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学習者ひとりひとりに適した教示を実現することは,教育の目指すゴールの一つである.個性に着目した学習者への適応は,難易度の調整を軸とした学習者への適応の次のステップに属するものと考えられる。このような,学習者の個性豊かな学び方は,以前から着目されており,この学び方の個性を学習スタイルという。学習スタイルが明らかになれば,効果的な対応の可能性が広がることが期待できる。そこで,これに対して,非常に多くの取り組みがなされてきており,著者らも,学習スタイルを調査する方法と,どのように学生にアプローチすればよいのかという教示戦略とを組み合わせた模索に取り組み,「学びのスタイル」判別用アンケートの開発を実施してきた.本研究では,まず過去の取り組みで得られた学習者の学びのスタイル像と現状のアンケートの問題点について検討する。そして,従来のアンケートで得られる基本的な学習者像を変えないようにしながら,より細かく学習者のレスポンスの差異を捉えられるよう,学びのスタイルアンケートについて,質問の整理を通じたアンケート項目のシンプル化,および,主成分分析を活用したアンケート項目の削減を実施するなどの改善に取り組んだ。その後,改善したアンケートを用いて調査を行い,アンケートの改善の効果について分析した。その結果,アンケートの改善を通じた様々な試行において「学びのスタイル」の観点からは,「コンピュータの操作に対する意識」,「コンピュータの操作に対する自信・積極性」といった2軸が変わらずに存在することが確認できた。また,質問項目数の削減といった更新の影響は少なく,さらに,年度が変わっても,授業の内容が多少変化しても,基本的な学習者の学習スタイルの傾向はあまり変わらないという分析結果が得られた。これらから,本研究の目的の中で検討可能な学びのスタイルの基本的な軸として,この2つの軸を挙げられるものと考えられる。
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分類 (1件):
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科学技術教育 
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