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J-GLOBAL ID:201502214458985219   整理番号:15A0958921

下水スラッジ熱分解での生成物分布および硫黄の挙動:Fenton酸化およびCaO調整の相乗効果

Product distribution and sulfur behavior in sewage sludge pyrolysis: Synergistic effect of Fenton peroxidation and CaO conditioning
著者 (8件):
資料名:
巻: 159  ページ: 68-75  発行年: 2015年11月01日 
JST資料番号: C0023A  ISSN: 0016-2361  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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鉄およびカルシウム系化合物は,固体燃料熱廃棄の脱揮工程において重要な役割を果たす。本研究は,このプロセスにおいて生成物分布および硫黄変換に及ぼすFenton試薬(Fe2+/H2O2)および添加剤酸化カルシウムの相乗効果調査を目的とした。4つの試料を高い加熱速度で特殊な降下管型/固定床炉を用いて873~1273Kで熱分解した。固体残渣,タールおよびガスの組成物を同定し,関連する反応機構を明確化した。その結果,同様の組成においてもFenton酸化後,有機化合物の側鎖および主鎖の両方が切断されやすくなり,ガスが増加し,タールが減少した。酸化スラッジをさらに酸化カルシウム処理すると,チャー中のC-OH,C=O,C-(O,N),O-C=O結合の炭素種が増加した。また,二つの添加剤の相乗効果によってFe2O3,酸化カルシウムおよびH2Oが生成し,H2に富むガスが生成した。また,Fenton処理が環化反応の触媒だけでなく,比較的安定なスルホン酸-硫黄/スルホン-硫黄の生成によってチャー中の硫黄生成を増加させることが分かった。温度が上昇すると酸化によってH2S,CS2およびCH3SHの放出は抑制されるが,FeSO4およびFe2(SO4)3の分解によってSO2汚染が悪化した。しかし,興味深いことに残留するFeおよびCa含有化合物が遊離硫黄を捕捉するため,硫黄固定率は,最終的に97.0%以上に到達した。従って,本来スラッジの脱水性改善を目的とするものであるが,添加剤の再利用は,下水スラッジの,効率的な硫黄汚染度が少ない熱変換を達成するための有望な戦略である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物燃料及び廃棄物燃料  ,  スラッジ処理・処分 

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