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J-GLOBAL ID:201502214485067000   整理番号:15A1141178

内皮細胞における二酸化セリウムナノ粒子の運命:開口分泌

Fate of cerium dioxide nanoparticles in endothelial cells: exocytosis
著者 (6件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 3007,1-14  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: W1361A  ISSN: 1388-0764  CODEN: JNARFA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ナノ粒子の細胞毒性とエンドサイトーシスに関しては膨大な研究がなされているが,細胞内ナノ粒子蓄積の重要なメカニズムである開口分泌に関する研究はかなり希少なため,知識の明かな欠如がある。本研究では,固有インヒビター[ブレフェルジンA;ノコダゾール;メチル-β-シクロデキストリン(MβcD)]および種々の分析法(フローサイトメトリー,透過電子顕微鏡,誘導結合プラズマ質量分光計)用いて,二酸化セリウム(CeO2)ナノ粒子(18.8nm)の開口分泌を行なうヒト微小血管内皮細胞の挙動を調べた。内皮細胞は,エンドソームを含むナノ粒子の血漿膜への移行後に,開口分泌によるCeO2ナノ粒子の放出が可能であることがわかった。開口分泌は主として小胞膜と血漿膜の融合によって生起し,この結果,小胞含有物の細胞外環境への放出が生じる。しかし,細胞質ゾルに存在するナノ粒子は直接的方法により細胞から出ることも可能だと思われる。MβcD処理によりナノ粒子開口分泌が強く阻害され,開口分泌プロセスにおける血漿膜コレステロール含有量が重要な役割を有することが示唆される。ブレフェルジンA(ゴルジから細胞表面への輸送の阻害剤)はノコダゾール(微小管阻害剤)に比べて高い開口分泌阻害効果を誘起する。このように,遠位ゴルジ分画から細胞表面への移送は,微小管に関係する輸送以上にCeO2ナノ粒子の開口分泌プロセスに影響する。静脈注入されたナノベース薬剤のようなナノ粒子と接触する内皮細胞は,細胞に対するナノ粒子の副作用効果を回避するために必要な細胞内ナノ粒子量の制御を行なうことが可能である。Copyright 2015 The Author(s) Translated from English into Japanese by JST.
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細胞生理一般 
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