抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本連載では,Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を使いこなすためのノウハウを紹介してきた。今回は,6月にリリースされた仮想化ハイパーバイザxhyveを紹介する。xhyveはFreeBSD用の仮想化ハイパーバイザ・xhyveをMac OS Xにポーティングしたものである。Mac OS Xには,DOSエミュレータであるhvdosがすでにあるが,より本格的な仮想化ハイパーバイザとしてxhyveが提供された。VGAに対応していないことを除くと基本的な機能は実装されているため,Mac OS X上でLinuxの動作を検証するといった用途であれば十分にこなせるレベルにある。また,すべてMac OS Xのユーザスペースで実装されているため,Mac OS Xのカーネルに悪影響を及ぼす懸念はない。xhyveを利用するにはコンパイルが必要となるが,生成されるコマンドは222KBしかなく,非常に軽量である。昨今は,MacBook Air/MacBook Pro等を持ってセミナーや勉強会に参加するエンジニアが増えているが,xhyveならば,手軽にLinuxをゲストOSとして動作させられるので,メリットがいろいろあると思われる。